活動報告ブログ - 2013年9月

2013年09月19日（木）

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9月19日 自民党議員団建設部会 長野県・山梨県管外調査(1日目)

皆さん、こんにちは。

　本日明日の両日は、 自民党議員団建設部会管外調査で 長野県・山梨県へ。

　調査先は、
・「信州まつもと空港」
・「ゆめソーラー館やまなし」
・「若彦トンネル湧水発電」
・「山梨県立リニア見学センター」
　の4か所。

　最初の調査先が「信州まつもと空港」ですが、関西からの便がないため目的地までは鉄路で移動。
　朝8時25分新神戸から新幹線に乗り、名古屋で在来線に乗り換え長野県塩尻市へ。
　昼食をはさみ、「信州まつもと空港」到着は午後1時でした。

　「信州まつもと空港」での調査目的は、空港利用促進の取組みについてでありますが、その前にまず、隣接する「信州スカイパークサービスセンター」を訪ね、松本平広域公園「信州スカイパーク」の指定管理状況について、指定管理会社「TOY BOX」の御子柴所長さんからお話を伺ってきました。
　この「TOY BOX」は、松本土建㈱、 ㈱アイネット、 ㈱コンフォール、 ルピナ中部工業㈱ の4社により構成され、まつもと空港を取り囲む形で整備された、2万人収容可能な天然芝の総合球技場「アルウィン」、陸上競技場、長野県産カラマツ材を利用した「やまびこドーム」等の施設や、芝生広場やバラ園などの公園まで、多機能な県立都市公園の管理・運営をされています。
　
　標高が高く、しかも信州の厳しい冬の気象条件もあり、広い公園の管理・運営は決して楽ではないようですが、こういった周辺施設も空港利用促進には大きな役割を果たしているようです。

　
　さて次に、「信州まつもと空港」です。
　
　この空港は、昭和40年7月に松本空港として供用開始。
　翌年には観光 臨時便が大阪ー松本間に就航。その後、通年運航定期便、さらに通年複便が就航。
　平成6年には、ジェット化対応可能となる滑走路拡張工事が完成。その後も大阪便に加え福岡・札幌・松山便も就航し、平成8年度の利用客数は約26万人とピークを迎えました。
　しかし、その後利用利用客数は年々減少傾向に転じ、平成13年に「松本空港活性化検討委員会」を設置し、翌年、「松本空港活性化に向けての提言」を取りまとめ、活性化に向けて本格的な取組みが始まりました。
　低騒音とジェット機に匹敵するスピード・快適性を兼ね備えたDASH-8-400型機の導入や、「信州まつもと空港」の愛称使用開始、国際チャーター便(香港⇔松本)の運行等に取組みましたが、平成22年5月末をもってJALが撤退し、現在では最新鋭のジェットで、札幌・福岡便が1日1便運航しているのみとなっています。
　近年の輸送実績として、平成23年度乗降客数は75,537人。因みに但馬空港は同26,508人。
　利用促進策として、現在、「チャーター便への補助事業」や、ターミナルビルVIPルームの利用や情報提供等の特典がある、入会金・年会費無料の「賛助会員の募集」、「体験学習・スポーツ交流・修学旅行への補助事業」、「往路は飛行機、復路は鉄道等を利用する客に対して、空港へ車を取りに行くため利用するタクシー代一部補助」等が行われています。
　その他に、シニア世代、冬季利用者、等への特典事業も行われています。
　これらの取組みは、県内唯一のしかも県庁所在地にある空港ということで、但馬空港と単純には比べられませんが、調査後、今後の但馬空港の在り方、また関西3空港の在り方について、参加議員内で率直な意見が交わされました。

　「信州まつもと空港」等での調査を終え、塩尻駅から「あずさ2号」ならぬ「あずさ26号」で、山梨県甲府市へ。
　明日は山梨県内での調査です。