9月20日 自民党議員団建設部会 長野県・山梨県管外調査(2日目)
皆さん、こんにちは。
管外調査2日目です。
少し早起きをし、甲府城(舞鶴城)の周辺を散歩してきました。
最初の調査先は、山梨県と東京電力が共同で建設した米倉山太陽光発電所と「ゆめソーラー館やまなし」。
全国トップクラスの日照時間を有している山梨県。この特性を生かした再生可能エネルギー導入促進の一環として、約12.5haの敷地に78,000枚のパネルを敷き詰め、内陸部国内最大規模の太陽光発電所として平成24年1月に完成。
「ゆめソーラー館やまなし」は、そのPR施設として併設されています。
山梨県が企業誘致や宅地として造成した広大な敷地に、びっしりとパネルが敷き詰められ、その規模は、出力10,000kW、年間発電電力量は当初試算の2割増しの約1,400万kWh、二酸化炭素排出削減効果約5,100t(年間)というものです。
当初2年の工期予定を、東日本大震災以降の電力不足に迅速に対応するため1年で完成させたとのこと。
山梨県企業局電気課の功刀(くぬぎ)課長補佐に課題を伺うと、思いもよらぬ課題が・・・、
なんと、カラスによるパネル破損とのこと。「カラスが上空から石を落とし年間約50枚のパネルを交換しなければならない」と。今のところ年間50枚ですが、理由がよく解明されておらず、全国的に問題化しているそうです。
もう一つは雑草の問題。パネル間が狭いうえに斜面が多く、さらに面積が広大な故、人力による除草が困難。当初ヤギによる除草の計画だったようですが、そのヤギがパネルの上に飛び乗ってしまいパネル破損につながったよう。
「えっ」と思うようなことですが、両課題とも根本的な解決策がまだ見つからず、現場では案外深刻でした。
こういったことは事前にはなかなか気付かないものです。
次に訪ねたのは、「若彦トンネル 湧水発電所」。
若彦トンネルは、甲府盆地と富士五湖地域間を結ぶ全長2,615mの山梨県の県道では最も長いトンネルで、平成22年3月に供用開始されました。
このトンネルの掘削により発生した湧水を利用した小水力発電所が「若彦トンネル湧水発電所」。
最大使用水量は0.21㎥/s、最大出力80kW、発電電力量51万kWh/年で一般家庭140戸分の消費電力量相当を発電しています。
山梨県は、「やまなしエネルギー地産地消推進戦略」に沿って、概ね2050年頃までに、クリーンエネルギー(太陽光発電・小水力発電・バイオマス・燃料電池)の導入促進と省エネルギー対策を両輪に、県内の消費電力全てをクリーンエネルギー発電で賄う「エネルギーの地産地消」の実現を目指しているとのこと。
流石にクリーンエネルギー先進県でした。
最後は、「山梨県立リニア見学センター」。
一昨日JR東海が、平成39年の開業を目指すリニア中央新幹線東京ー名古屋間の計画概要を発表し、一躍注目を浴びることとなったリニア。
その実験線の走行試験開始に合わせて開館したのが「山梨県立リニア見学センター」。
ここでは、リニアの仕組みや「超伝導ってなに?」について、来館者に詳しく紹介しています。
折しも本日は、走行実験日。
一瞬にして走り去るリニアの様子を見学させていただきました。
大阪まで延伸してくるのは、30年後との事。是非営業車両に乗ってみたいものです。
今回の調査は天候に恵まれました。
お陰さまで、道中、世界遺産の富士山を間近で拝むことが出来ました。
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