11月29日 平成25年度 普及事業推進懇談会
皆さん、こんにちは。
今朝は冷え込みました。
我が家の愛犬の水も凍っていました。
南国帰りの身には、結構応えました。
さて、そんな本日の活動は、ほぼ1日 『平成25年度 普及事業推進懇談会』。
この会は、丹波農業改良普及センターの取組事例現地視察や、活動状況等の報告、また職員さんとの意見交換等を行うもので、毎年1回は開かれます。
現地視察については、篠山市管内と丹波市管内を年毎に交互で見せてもらっています。
今年は丹波市管内での現地視察。
新規就農者3事例を訪ねました。
まず訪ねたのが、丹波市市島町で平成22年4月に就農された、岩元さん御夫婦の圃場。
大阪市出身の岩元さん、以前は製造業に従事されていました。
農業を志されたきっかけは、「食品偽装や残留農薬問題等で、改めて食の大切さを考えるようになり、人にも環境にも優しく、自然との共生を目指した有機農業を志した。近畿圏内で就農地を検討していたところ、丹波市市島町は有機農業が盛んなところであると知り、決意した」とのこと。
現在は、30aの農地付き住宅物件を購入され、3棟のハウスと露地で野菜を栽培されています。
営業活動もご自身が。市や県等から紹介された商談会にも積極的に参加され、有機農産物の販路開拓や情報発信に努められています。
また、さらに集落内で農地を求め、利用権設定により農地の拡大と確保にも取組んでおられます。
「就農当初は、売り先が少なく経済的に大変であった。現在は品目を絞り契約販売をしている」
「丹波地域には、新規就農者が多いので色々な相談が出来る」と。
また、「色々な支援制度があるが、それら活用後の検証もしっかり行ってほしいい」と、ご指摘もいただきました。
続いて、丹波市春日町でハウスいちごや露地野菜を栽培される 籾井さんを訪問。
籾井さんは、北海道から奄美大島と全国各地で勤務経験がお有りのプラント建設会社技術職。
もともと農業をやってみたいとの思いもあり、平成22年9月から1年間、兵庫県立農業大学での新規就農実践農場研修等を経て、平成23年9月に就農。
現在販売は直売所が主。
1年目、2年目の失敗も含めその結果を、多方面から解析し次に繋げるというまさに技術職堅気の経営方針。
「就農1,2年目は、貯金か補助制度がないと大変。しかし、補助に頼りきらせてはダメ。うまくバランスを見極めて助成しなければ」と、アドバイスもいただきました。
3か所目は、丹波市春日町で自然食体験型農家レストラン「三心五観」を経営されている 藤本さん。
神戸市からの移住で、以前はラーメン店経営に携わっておられました。
就農のきっかけは、「自然栽培に興味を持ち、実践したいという希望があった」と。
藤本さんは、農家レストランの経営を支える農業経営を目指しておられ、その点が先の2組とは違うところ。
実際に就農されて、「農業生産と農家レストラン経営の両立」は、仕事量からも大変とか。
自家製野菜やお米を中心にされた料理で、お店も繁盛している様子。
さらに、獣害対策や特産開発の一環として、シカ骨等を活用したラーメンの開発や、地元特産の「大路味噌」等の活用にも取組まれています。
お昼をこちらでいただきましたが、「重ね煮料理」との調理法で作られたランチは、野菜本来のうま味が引き出され、とても美味しくいただきました。
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