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活動報告ブログ - 2010年1月

2010年01月26日(火)

武庫川ダム白紙

皆さん、こんにちは。
 本日の第55回武庫川流域委員会で、今後の20年間で実施する具体的な武庫川整備内容を記載した「武庫川水系河川整備計画(原案)」が審議されました。
 その原案では、堤防強化等の「武庫川ダム」以外の対策で流域の安全確保を目指すとして、ダムの有効性等については、引き続き検討するとはなっていますが、事実上ダム計画は白紙という内容になっています。
 武庫川ダムは、地元で反対運動等もあり、また、流域委員会も「ダムに頼らない」という流れがありましたので、意向に沿う内容ではないでしょうか。
 武庫川最上流部にあたる篠山市域では、武庫川ダムの有る無しが域内の治水に大きく影響を及ぼすことはありません。
 然しながら、下流域から上がってきますこの武庫川水系河川整備計画での、篠山市域の波賀野川整備内容では、流域住民、特に上流部にあたる波賀野地区住民の「50年確率規模の洪水が発生した場合、家屋約160戸、農地約45ヘクタールの浸水被害が予想される」という、不安の解消までには到達できません。10年前建設中止になった“丹南ダム”は、さらに上流部でこの安全安心を担保するものでした。
 上流域の、それも谷筋の治水機能を考えれば、ダムを一括りに論じることはできません。

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