- 2010年01月22日(金)
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- 「活動報告ブログ」
管内調査/東播・淡路その2
皆さん、こんにちは。
管内調査報告の続きです。
県立考古学博物館(参加体験型博物館)
平成19年秋、考古学の展示・調査・研究の3つの機能を備えた博物館として、播磨町大中遺跡隣接地に開館しました。
展示室では、県内各地から出土した最新の研究成果をもとに製作された、迫力満点のジオラマや映像が楽しめます。篠山の車塚古墳内も再現されています。
開館以来の累計入館者数は約41万5千人(21年末現在)。開館当初は、入館者数に占める小中学生の割合は2割程度でしたが、本年度ではその割合が6割を超える月もある様です。
子ども達が発掘道具を使って疑似発掘を楽しめるコーナー等もあり、“家族連”でも十分に楽しめる博物館です。
県立農業高校
明治30年創立。校名に地名等を冠しない“農業高校”を称す伝統校です。
創立百十余年の中では、農業を取り巻く環境も時代のニーズも、その時々に大きく変化してきたことと思います。その中で、「過去においては様々な改革を断行してきた」と、いうことです。
近々では、畜産科を動物科学科、食品加工科を食品科学科、農業土木科を農業環境工学科に改編し、食と環境のスペシャリスト育成に力を入れておられます。
この学校を訪れて一番驚いた事は、女生徒の多さです。農業、園芸、畜産の分野ではどの学年も女子が男子を上回っております。これは将来“農業”にとっては明るい兆しと考えていいと思います。
篠山でも東雲校が頑張っていますが、学びを生かせる環境整備をしていかなければなりません。
一乗寺(国指定文化財本堂の解体修理)
加西市にある天台宗の寺院。寺伝では、孝徳天皇の勅願で650年に創建されたとなっています。
国宝指定の三重塔は平安時代後期を代表する和様建築の塔で、国内屈指の古塔です。
国指定重文である本堂は、平成10年の台風7号で被害を受け、平成10・11年度に屋根等の災害復旧工事を行い、平成12~19年度には半解体による保存修理工事がなされました。
このほか、淡路教育事務所、播磨東教育事務所にて調査を行いました。