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7月31日 産業労働常任委員会管内調査(但馬・丹波) | 小西隆紀(こにしたかのり)兵庫県議会議員 公式サイト
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活動報告ブログ - 2014年7月

2014年07月31日(木)

7月31日 産業労働常任委員会管内調査(但馬・丹波)

皆さん、こんにちは。

 さて、7月29日~本日まで2泊3日の日程で、産業労働常任委員会管内調査に行ってきました。
 今回の管内は、但馬と丹波。

 管内調査は年4回行われ、阪神、東播・淡路、西播は1泊2日、本県総面積の約35%を占める但馬・丹波管内だけは、2泊3日で行われます。それでも、県庁発着ですので移動時間だけで随分とられますが・・・。

 今回の日程では最初の調査地が朝来市。都合、県庁発舞鶴若狭道経由ということになります。
 また、午前9時県庁発です。
 そのお陰で、私はグラウンドゴルフ大会の準備、開会式に出席してから、西紀のサービスエリアで合流することが出来ました。

 で、一路、朝来市和田山町の『たけだ暮らしの交流館』へ。
 
 日本のマチュピチュと呼ばれる竹田城をすぐ背に、築100年を越える酒蔵を再生した『たけだ暮らしの交流館』。
 残念ながら、山の夏木が生い茂り、下から見上げるも石垣は見えづらい。

 竹田城跡入込者数は、平成20年度以前 2万人程度だったものが、ここ数年は前年度比200%、つまり倍々という驚異の増加率です。
 平成25年度の入込者数は507,589人、対前年度比213.6%。
 さらに今年も順調に倍々が続いています。
 直近の4月・5月・6月の対前年同期の増加率は、それぞれ199.8%、207.8%、194.3%。

 この急激な観光客の増加に、受け入れ側がまだ追いついていないようで、地元への経済効果も今のところ少なく、城崎や出石、また篠山といった周辺部にその恩恵が多く出ているようです。

 ご説明をいただいた朝来市職員さん曰く 「観光客が増えて、城の痛みが一番気になる」と。
 これらの資金にと観覧料を徴収し始めた昨年度の収入は5,800万円也。
 今年度はすでに6,500万円、目標の7,800万円超えは確実。

 資源を活かし外貨を稼ぐ。稼いだ外貨を内(地域)で回す。このお金のまわり方がある程度できれば、生き残れるハズ。
 これは単なる仕組みづくりの話ではなく、一番大事なのは、内なる人の意識改革でなはいかと思います。

 続いては、養父市の近代化産業遺産 『明延鉱山』へ。
 ここでは、産業遺産を活用した新しいツーリズムの創出と地域の活性化を図る『鉱山の道』明延実行委員会の取り組みについて調査を行いました。
 
 明延鉱山は約1260年前の天平年間には開山していたとされ、昭和62年に閉山されるまでの長きにわたり、我が国を支えてきました。
 特に明治以降の近代化には大きく貢献しています。

 『鉱山の道』明延実行委員会さんは、これら長い歴史のなかで明延鉱山が担った役割や産業遺産の魅力を紹介するツアーの開催や、産業遺産ガイド養成等を支援し、地域内外に当地区の情報を広く発信されています。

 中山間地、郡部は、まず交流人口増に地域活性化の糸口を求めています。故にその核となる資源の発掘や開発・整備充実に努めています。

 また、それを活かすには市民、住民さんの協力は不可欠。
 明延地区の住民でもある本日のガイドさん、とても軽快な口調での解説、お陰で明延鉱山というものがよりよく理解できました。

 1日目最後の訪問先は、養父市の廃校になった小学校の体育館を改装し、そこで完全人口光型植物工場を運営される『OAファーム(オリックス不動産株式会社)』さん。

 ここの工場では、外気を完全にシャットアウト。
 これにより無農薬での栽培が可能、異物混入のリスク軽減、また、季節や天候の影響をほとんど受けません。
 この人工的な環境の中で、リーフレタス、サンチェ等が作られています。
 
 
 養父市の企業誘致の結果、進出されてきた企業。
 市は地域活性化が目的。OAファームさんは企業としての社会貢献・地域貢献も大きな目的。

 企業誘致・企業進出において進出企業側にこの地域貢献的な意識が少ないと、地域への根っこの入り方が浅くなるんじゃないでしょうか。
 進出の特典(助成制度等)が無くなると、すぐに抜けてしまうというような・・・。

 この点、OAファームさんからのお話は力強かったです。
 「農業特区」の養父で、野菜の生産、食の安全、生産地、等々の面で新たな意識改革が始まっています。

 日程2日目(30日)。
 早朝、日高町周辺を5km程、running。コースが爽やか(^^)

 2日目最初の訪問は、舞台芸術を中心とした滞在型の創造活動拠点 『城崎国際アートセンター』。
  
 H24年4月1日、県の施設であった城崎大会議館が、行革の一環で豊岡市に45,611千円の移譲交付金とともに移譲されました。
 で、この施設を豊岡市が、市の芸術文化の創造・育成および情報発信、国内外の芸術家と地域住民・観光客との交流推進を図る拠点施設として整備し、この春、 『城崎国際アートセンター』としてオープンさせました。

 この取り組みについて豊岡市の基本姿勢は・・・
・城崎国際アートセンターは、「県から移譲された大会議館をどう使うか」という“行政課題への答え”でなければならない。
・AIR( アーティスト・イン・レジデンス)は収益を生むものではないが、メイドイン城崎・豊岡の作品が世界へ羽ばたくことで、地域への経済効果、文化振興の効果をあげる。
・行政が果たす事柄、民間がそれをしたたかに活用するやり方で、成果を生み出す。

 城崎という、訪れる人にとっては非日常の空間に、芸術というこれまた凡人からすると非日常を融合させ、「非日常の魅力を更に高める」この取り組み。
 温泉街とAIR。まだ始まったばかりですが、この取り組みは実に興味深いです。

 続いて、但馬県民局での所管調査を経て、まちおこし支援事業の調査で豊岡にある「カバンストリート」の取り組みと、その拠点『トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー』へ。 
 
 カバンストリートでは、カバンの自動販売機も。
  
 ポストも花壇も、色々なものがカバンに。

・「鞄といえば豊岡なら間違いない」買える見れる産業観光の場所を創る
・豊岡の鞄産業ならではの強みを発揮させる
・カバンをキーワードにした街づくりで地場産業と地域を活性化
 こんな思いの中心施設がカバン・アルチザン・アベニュー。
 外観もカバン。
 
 『高齢化が進むカバン事業者の後継者を生み出すとともに、ショップ全体にアトリエのイメージや日本一の産地という説得力を生み出す重要な施設』ということで、1階と1.5階では豊岡カバンを販売。2階では、産地ならではのカバンのパーツやキットを販売。3階は、後継者を育成する専門校となっています。

 商店街の小さな取り組みに地場産業会がしっかり応援。それを行政バックアップ。
 気温も暑かったですし、鞄組合や商店街の皆さんの語りも熱かったです。

 3日目(31日)は、丹波県民局管内。
 まず、丹波県民局にて所管調査。その後、篠山市内へ。

 地元篠山では、鳳鳴酒造さんの『ほろ酔い城下蔵』と『みなと医科学株式会社 西紀工場』を。
  

  

 調査最終地が篠山市内ということで、引き続き私は、篠山市商工会青年部歴代部長会へ。
 
 とても暑くて、熱い、3日間でした。
 皆さん、お世話になりました。ありがとうございました&お疲れさまでした。


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