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活動報告ブログ - 2009年12月

2009年12月30日(水)

県政だより 第11号

皆さん、こんにちは。
 私は、本会議終了毎に『県政だより』を出すことにしております。
 で、第303回本会議号として明日、新聞折り込みします。今号で第11号。
 表紙に『今晩コタツで紅白を見ながら、ゆっくりとご覧ください』と、打っています。
 今回の内容は、西紀ダム関係や文教常任委員会管外調査の報告等です。また、『雑感』と題して、私の想い等も掲載しています。今号の『雑感』は、

『雑感』 
【学力テスト日本一の秋田県は、一方で自殺者数割合が高い県でもあります。この傾向は昭和50年代頃から目立ち始め、現在も続いております。
 調査に訪れた八峰町でもその傾向があり、千葉教育長のお話では、「秋田県は、基礎学力も高く、能力のある人、真面目な人が多い。県外に出て活躍される方も多くいわゆる“故郷に錦を飾る人も多い”。しかしながら、跡継ぎなどの事情で、この地に留まった人は、その能力を発揮する場が少なく、行き詰まりを感じてしまうのではないか」と言うようなことも話されていました。 分かるような気もします。
 また、去る11月18日の新聞各紙に
『日本人よ、故郷をなくして どこへいくのですか。』と題した、全国町村会の意見広告がありました。
 いざなぎ景気当時(昭和40年11月~昭和45年7月)は、毎年経済成長率約10%という、現在の中国並みの成長率の下で企業は設備投資を増やし、それを支える労働人口は、毎年100万人規模で増え、労働力は都市部へどんどんと流れ込み、かくして我が国は世界第2位の経済大国となりました。
 都市部には、働く場があり、様々な施設もあり、そこには間違いなく当時の人々が求めた『豊かさ』がありました。
 時代は進み、日本人の半数は3大都市圏に住み、以前人々が求めた『豊かさ』は日常となりました。少子高齢化、人口減少時代へと突入し、労働人口は毎年30万人ずつ減っていくと言われ、更には、労働時間も減り、親よりも、よく働いていると自信を持って言える子は、極少数派。
 近々、中国に世界第2位の経済大国の座は奪われると言われております。
 親世代より、はるかに恵まれた環境で育った子世代は、連々とその日常化した『豊かさ』を維持できるのでしょうか。
 振り返ると、社会を支え、我が国を経済大国に押し上げた原動力は千葉教育長が言われる『当たり前』の環境で育った人々ではなかったのでしょうか。
 今、人々が求める『豊かさ』は、物質的なものでなく精神的なものに比重が大きくなろうとしています。
 篠山には、『当たり前』を育む環境が残っています。また、我が国の食料を生産し“命”の礎を支える大地があります。
 人々は、新たな『豊かさ』をもとめて、再び動き出すのではないでしょうか。
 ここに住む私たちは、この地域が担う大いなる役割を自覚し、自信と誇りを持って、『ふるさと』を守り、育て、発信していかなければなりません。】

 さァ、今晩も“地域を守る”消防団員として、年末警戒の任に就いてきます。

211231
【年末警戒実施中】

 

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