- 2010年06月20日(日)
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- 「活動報告ブログ」
地方の姿
皆さん、こんにちは。
参議院選に向かっての各党マニフェストが、ほぼ出揃いました。
各紙にそれぞれの比較が掲載されています。大きくは自民党と民主党の比較となっておりますが、『参院選公約は両党の異なる基本姿勢を鮮明にさせたが、経済、外交両面で民主党が現実路線へと転換したことで、両党の政策的違いは逆に見えにくくなった。(毎日jp)』と、感じる人は多いと思います。
日常でもそうですが、現実を直視していくと、課題解決への最初の“一手”は、誰が考えても、それほど違いが出るものではありません。逆に言うと前内閣は現実をあまりにも見ていなかったということです。大切なのは、次の二手、三手をどのようにし、最終的に「こうなる」と言うところまで、つまり、将来の『あるべき国の姿』にまでつながっているかという点です。
広義での『あるべき国の姿』の中には、これからの統治システムとしての『国の姿』も当然あります。この点は、私達、地方議員に大きく関係のあるところ。
この点でマニフェストを比べれば、明確に『姿』を示しているのは、自民党の『道州制』と新党改革の『廃県置州』。新党改革は置いといて、現在地方議員の多くは自民党系。だから、これは説得力がある。私たち地方議員が腹をくくれば、『道州制はそう遠くない』。
参院選公約を受け、次期統一地方選においては、まさにこの部分をどう考えるかが大きな争点になるはず。
“あいまいなキャッチコピー”では、有権者には分かりません。すくなくとも、将来の『姿』は、明確に提示しなくてはなりません。
然しながら、国の尻拭きだけの押し付け“廃県”ならば、私たち地方議員は“身を切らせて骨を断つ”覚悟も必要。
昨年7月8日のブログにも書いていますが、『これからの議員は、自らの首を絞める仕事をしなければなりません。』