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活動報告ブログ - 2009年11月

2009年11月27日(金)

「志(こころざし)」学

皆さん、こんにちは。
 本日は、自民党議員団文教部会管外調査で大阪府庁に行ってきました。
 調査事項は、現在大阪府で進められようとしている“夢や志をはぐくむ教育推進事業”と府立高校における“「志(こころざし)学」の研究開発事業”について。
 大阪府橋下知事の“教育論”に基づくこれらの事業とは、

 夢や志をはぐくむ教育推進事業
 アンケートの結果から、大阪府の子ども達は、「将来の夢や目標をもっている」「難しい事でも失敗を恐れずに挑戦している」「自分にはよいところがある」「人の役に立つ人間になりたい」等の割合が小中高生とも全国平均より低い傾向がある、また、『全国学力テストにおいても芳しくない』等の実情を踏まえ、今後『大阪の教育力』向上をめざすための取組。
 夢《実践するための資質・能力》をはぐくむ教育は、変化の激しい社会の中で現実的な目標や理想をはぐくむ教育。
 志《実践へのエネルギー》をはぐくむ教育は、児童生徒が目標を目指して着実にやり抜く強い意志と態度を育てる教育。
 「夢や志をはぐくむ教育」とは、キャリア教育(理論的に考えをまとめたり、判断する知識や能力の育成)と、道徳教育(人間としてよりよい生き方を志向する感情や判断力、実現しようとする意欲や態度の育成)を、道徳の時間・総合的な学習の時間・特別活動の時間内で、パッケージ化させ、児童生徒の発達段階にあわたカリキュラムを作成し、小中高教育で一貫させることにより、従来の“何となく道徳”の時間では出来なかった、「コクと深みのある」“自己”を確立させる教育だと、私は理解しました。

 府立高校における「志学」とは、
 小中学校での教育の基礎の上に、高校生が豊かな人間性や規範意識、マナー等を身につけ、夢や希望、志を持ってよき社会人として自立するとともに、社会についての理解や健全な批判力を養い、社会の発展に寄与する態度をはぐくむことを目的としています。
 学習内容は、体験学習を重視し、総合的な学習の時間や学科設定科目を活用して展開する予定。
 本年度は、府立16校を研究協力校として指定し、協力校と教育委員会等で連絡協議会を設置し、平成23年度全面展開に向けた実施方法や、教材や指導方法などのカリキュラム開発を行っているところです。

 大阪の取組は、大阪の弱点を克服しようというもので、大変分かりやすいものですが、現場で、きっちりと反映されます事を祈念いたします。
 道徳教育の必要性はよく言われるところで、しっかりと学校ではやっていただかねばなりませんが、秋田の例を見ましても、その土台となる家庭や地域の“影響”は大きい所です。

 まずは、玄関の靴そろえから。
 
 

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