6月2日 不祥事案について
はじめに、去る5月30日夜、我が会派副幹事長の上山隆弘議員(6月1日付辞任)が追突事故を起こし、同31日酒気帯び運転の疑いでたつの署に逮捕されたという不詳事案について、同僚議員として、県民市民の皆様に心からお詫び申し上げ、事故により負傷された方の一刻も早いご回復をお祈りいたします。
第一報を受けた時、「まさか」とにわかには信じ難かったのが正直なところです。
昨夏以降大きく失墜した兵庫県議会の信頼回復のため、議員一丸となって取組まなければならない、まさにこの時、この様な不祥事を起こした事は、もはや個人事で済ますことはできません。
最大会派としてこれまで議会運営をリードしてきた我が会派としてもしっかりと検証し、情けないことですが再発防止に繋げなければなりません。
本日、午後2時から上山隆弘 元議員の不祥事案について、状況報告やその対応について協議を行うため議員団総会が開かれました。
事実関係については、ほぼ報道の通りであり、総会の席上、本人からもその事実を認め謝罪がありました。
同情の余地はありませんが、その姿は、彼がどれほど多くのものを失い、後悔の念にさいなまれているかを物語っておりました。
我々はあの姿を自分自身に置き換え、今一度わが身を考える機会にしなければなりません。
警官の不祥事、教員の不祥事、職員の不祥事等々、我が県内でもあります。その都度我々議員は、委員会等々で綱紀粛正を求め、時には厳しく追及することもあります。
単純に比較すべきものではありませんが、不祥事発生を確立の問題としてとらえた時、我が県においては、警察官は約12,000人が分母、教員は約36,000人が分母、職員は約7,000人が分母となります。
同様、兵庫県議会に置き換えますと、その分母はわずか87人です。
1人の迂闊な行動が、これで計算すると驚くべき発生率を叩きだしてしまうのです。
この事からもわかるように、至極当たり前のことですが、社会に及ぼす影響力は善も悪も強大です。だからこそ、人一倍どころか人万倍の自己管理が求められるのではないでしょうか。
そういう意味で、政治家は「偉い職業」ではなく「精神的にも肉体的にもエライ職業」であるはずです。
しかし、バッチに踊らされていつしか「エライ」と「偉い」を勘違いし、箍が緩むのかもしれません。
かく言う私もこの世界に身を置いてもう8年。「あいつは変わった。えらそうにして」と仰る方もおられることでしょう。
「初心忘るべからず」は、“当初の高い志を忘れるな” ではなく、『何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならない』との戒め。
顔は毎朝洗うもの。昨日洗ったから今日は洗わない。というものではありません。清潔を保つという実質的な面もありますが、一日を迎えるにあたっての「わが身のリセット」との精神面での意味合いが大切。
今回の一件を個人の問題として片付けるのではなく、政治の世界に身を置くものが陥りやすい「精神的な構造」まで深く掘り下げ検証しなければなりません。
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