活動報告ブログ - 2010年7月

2010年07月12日（月）

• 「活動報告ブログ」

第22回参議院選挙終了

皆さん、こんにちは。

　参議院議員選挙も終わり、結果が出ました。“消費税発言”が影響したとの見方もありますが、結果からみますと、『政権交代マニフェスト』の実現性への“期待外れ感”が大きく影響していると思います。

　「事業仕分は、面白かったけど、1兆円も捻出できなかった」「“ガソリン暫定税率”“後期高齢者医療制度”などの《廃止》は、どうなった」「子ども手当支給額、高速無料化は大幅にトーンダウンしているじゃないか」と言った“声”に、政府与党がしっかりと説明できなかったこと(しなかったではなく)に、民主党政権の“ガラス細工のような弱さ”があるのだと思います。

　一方自民党も、結果から見ますと、国民からの“信頼”を回復するまでには至っておりません。自民党に内存する“古さ”に対する、国民の根強い不信感が要因だと思います。

　終戦直後、GHQの憲法改正案では、国会は衆議院のみとしていました。しかし、日本側の強い抵抗もあり、GHQは、『第二院(参議院)も第一院（衆議院）同様、選挙で選ばれた議員のみにすること』を条件とし存続を認めたという成立経緯があります。

　なぜ第二院が必要なのか。なぜ民選議員のみなのか。ここに参議院の存在意義があります。この点がぼやけてくると、参議院廃止論が出てきて当然だと思います。

　今回のねじれは、衆議院での与党議席数から考えますと、前回より更に強力な“ねじれ”です。

　選挙結果による国民の声を、参議院でどう反映できるかが、今後の二院制を大きく左右するでしょう。