活動報告ブログ - 2015年10月

2015年10月20日（火）

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10月20日　解体安全祈願

皆さん、こんにちは。

　春日神社の秋季大祭も無事終了。
　昨日は境内の片づけ等々を。
　と言いましても、片づけからが次の大年番町のお仕事ということになっておりますので、私たちはもっぱら、借り物の返却や能舞台の片づけの“指南”等々。

　春日神社の能舞台(能楽殿)は、江戸時代末期(1861年)に建てられたもので、「能舞台を閉める」と言ってもアルミサッシを閉めるのとはわけが違います。
　舞台を囲む板戸を一枚一枚はめ込んでいかなければなりません。これが一苦労。手順や板戸の順番を間違えればまったく閉まりません。ここに指南が必要になってくるわけです。
　国の重要文化財に指定されていますから、なおさら慎重に扱わねばなりません。

　私たちも昨年これを受け継ぎ、今年、伝え送りました。
　“片づけから始まる”の意味がここにもあります。

　境内の片づけが一段落した後、明日から解体される山倉の荷物の移動。
　これまた古いものがたくさん入っていて、捨て良いやら悪いやら。
　町内の重鎮に“一つ一つの謂れ”を伝授いただきながらの選別作業。
　時間はかかりますが、良い機会となりました。

　で、本日、山倉解体工事安全祈願が執り行われました。
　
　この度、わが町の蘇鉄山と隣町の諫鼓山の2棟が新築されることになりました。
　これは、ある方の多大なるご厚志により実現できたもので、両町内はもとより篠山市にとって有難きことこの上ありません。

　2基の鉾山は、新しい倉が完成する来春までわが町の公民館前で過ごすことになりますが、年に2～3日しか見ることのできない鉾山がしばらくはいつでもご覧いただけます。
　飾りもなにもされていませんが、ぜひこの機会にご覧ください。