- 2015年11月14日(土)
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- 「地域・団体行事」
11月14日 篠山国際理解センター 設立20周年記念式典・講演会
皆さん、こんにちは。
本日は、『NPO法人 篠山国際理解センター 設立20周年記念式典・講演会』にお招きいただきました。
篠山国際理解センターは、平成7年4月、「身近な国際理解教育を推進し、日常的な国際相互理解と協力活動を通して地域社会の発展に寄与し、さらには戦争を否定し人権を守り、世界平和と人類の福祉に貢献すること。」という崇高な理念のもと、丹南国際理解センターとして設立されました。
以来今日までの20年間、国際理解教育事業や国際交流推進事業、外国人住民支援事業等々、大変活発に様々な事業を展開され、学校教育現場でも大変頼りにされ、県の委託事業である日本語学習支援にもご協力いただき、まさに、篠山市における外国人支援や相互理解促進の最前線でガンバっていただいてます。
今日までの歴代理事長様はじめスタッフの皆様、ボランティアの皆々様のご尽力に心から敬意を表し、感謝を申し上げます。
ご挨拶の時間をいただきましたので、25年ほど前、私が単独でソヴィエト連邦を旅した時のエピソードを交えお話をさせていただきました。
「当時、ソ連の単独旅行は、かなり規制が厳しく事前に提出した旅行計画通りに事を運ばなくてはなりませんでした。
その確認のためか、見張り役とでもいうべきガイドが、行先ごとに待ち受けておりました。
ハバロフスクからシベリア横断鉄道に乗り5泊6日。
モスクワの駅に着いたとき、いるべきはずのガイドが、なんと、おりません。
かといって、勝手にウロウロして後で厄介なことにでもなれば面倒だし、不安を覚えながら、なんとかかんとか国営旅行社の事務所を探し当て部屋に入りました。
だだっ広い事務所には、所長と思われる初老の男性が1人。
ロシア語は全く話せず、単語を並べた程度の英語で何か訴えている私に対し、しばらく聞いていた彼が、日本語で一言。
『心配いりませんよ』と。
その一言で、私の不安がどれほど解消されたことか・・・」
「同じように言葉や文化風習のわからない国で不安な生活を送っている人々に対して、(センターの)皆さんの活動が、どれほど彼らの心の支えになっていることか、私には容易に想像できます・・・云々」
と、いうようなお話をさせていただきました。
地方といえども国際化が進む中で、ますます、国際理解センターの役割は大きくなってくると思います。
のちの懇親会では、ポルトガル語の通訳の方の大変な日常を知ることもできました。
多くの力で分け合わなければ、大変な負担がかかってしまいます。
「心配いりませんよ」たった一言でも、大きな安心感を与えます。
市民一人一人の小さな積み重ねが、とても大切なのかもしれません。
と、同時に相互理解においては、「私たち日本人とは」という、私たち自身が自らを理解しておかなければなりません。
以前このブログに掲載した文章を再掲します。
【今、尖閣はじめ沖縄の問題、竹島や北方領土、加えて歴史認識等々、周辺諸国との関係がより複雑になりつつあります。
この折に考えますと、諸外国では、こういった分野においては、自らの主観に基づく「根っこ」教育をしっかりとしています。
では、我が国ではどうでしょうか…。
「草の根交流」言葉の響きは、とても心地がいいです。
しかし、「根っこ」のないものが、強力な「根っこ」をはやしているものと、本当に対等に交流できるのか?いとも簡単に引き抜かれてしまわないだろうか?との思いが頭をよぎります。
この様な観点から考えますと、聖徳太子は素晴らしいと思います。
日いづる国とは、大陸から見た我が国の位置。
日没する国とは、我が国から見た大陸の位置。
どちらが偉いわけでもない。お互いの立場を尊重しつつも、へりくだっていません。この様な視点にたってこそ、対等な関係を築けるのではないでしょうか。】
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