活動報告ブログ - 2016年2月

2016年02月27日（土）

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2月27日　篠山産業高校丹南校 閉校式

皆さん、こんにちは。

　本日は、兵庫県立篠山産業高校丹南校の『第64回 卒業証書授与式』と、閉校式典、丹南校惜別会が行われました。
　兵庫県立篠山産業高校丹南校は、本年3月31日をもって66年の歴史に幕を閉じます。
　本日は、最後の卒業生となる29名が巣立っていきました。

　兵庫県立篠山産業高校丹南校 閉校記念誌発行にあたり、私の思いを寄稿いたしましたので、ここに紹介させていただきます。

【　平成28年3月を以って、66年の歴史の幕を閉じられることとなった、兵庫県立篠山産業高等学校丹南校の閉校記念誌発行にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

　兵庫県立篠山産業高等学校丹南校は、昭和25年兵庫県立篠山農業高等学校の定時制古市分校として開校以来、改称や全日制課程への変更、普通科への変更等、時代に即した発展を遂げられてきました。

　この間、貴校を卒業されました2,100名余の有為な人材は、地元地域はもとより、県内外で活躍されるとともに、社会の発展に大きくご貢献いただいております。

　これもひとえに、開校以来、貴校の発展に情熱を注がれました歴代校長先生をはじめとする教職員の皆様のご努力と、同窓会、保護者、地域の皆様の献身的なご支援とご協力の賜であり、深く敬意と感謝の意を表する次第であります。

　しかしながら、社会・経済が成長期から成熟期を迎え、少子化が進行するなかで、県下各高等学校において多様で活力ある教育活動が行われるよう、長期的・全県的な視野で「県立高等学校の望ましい規模と配置」が議論されるようになりました。

　平成12年2月に県教育委員会が発表した「県立高等学校教育改革 第一次実施計画」においては、学校の活性化の観点から呼称を丹南分校から丹南校と改める一方、「分校において、入学者が募集定員の2分の1に満たない状態が3年間続き、その後も生徒数の増加が見込めない時には、原則として翌年から募集を停止し本校に統合する。」との改革の方向も示されました。

　この様な統廃合の危機にさらされながらも、多くの関係各方面の皆様に支えられながら、時代の波を乗り越えてこられましたが、同20年2月に発表された「第ニ次実施計画」に、「地域の実情を踏まえた上で本校や近隣校との学級数のバランスを考慮し、小規模校として存続するか本校へ統合するか、その在り方を検討」された結果、姉妹校であった東雲校は平成23年度に単独校として独立、丹南校は平成26年度から募集停止となりました。

　時代の流れとはいえ、かけがえのない「心の拠りどころ」である母校の閉校に、巣立たれた皆様の心情を思います時、愛惜の念いかばかりかと拝察申し上げますとともに、改めて統合へのご理解に対し心から敬意を表する次第であります。

　貴校の雄姿は、多くの卒業生や関係者の皆様の胸に深く刻まれ、脈々と生き続けるとともに、その輝かしい歴史と伝統、崇高なる精神が今後も篠山産業高等学校において継承され、さらなる発展につながることを期待してやみません。

　どうか、卒業生をはじめ、関係の皆様におかれましては、ご健勝で、今後ますますご活躍されますように、衷心より祈念申し上げまして、ご挨拶といたします。】