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活動報告ブログ - 2009年10月

2009年10月20日(火)

子どもは正直

皆さん、こんにちは。
 アメリカコロラド州の気球騒動を御存知ですか?。空港閉鎖までしての大捜索。
 結局、子どもの一言で自作自演がバレバレ。
 この子の両親は、演劇学校出身のようで、それなりに見事な演技でしたが、子どもはどこまで演技をしていいのか分からなくなり、つい“素”に戻ってしまったようです。
 子どもは、高度の状況判断や“本音と建前”を使い分ける能力が未熟だからこそ『正直』なのです。
 東側諸国では、親は子どもの前で決して政府の批判や不満を言わなかったそうです。
 『子どもは正直』は万国共通。

 しかしながら、少し知恵が付いてくると、結構、バレバレの嘘をつくものです(これもある意味、素直であるからこそですが)。
 その証拠に、幼い頃『「嘘つきは泥棒の始まり」と怒られた事がない』という人はごく少数ではないでしょうか。
 しかしながら、最近の世相を見ていますと『子どもを利用して万引きさせる親』等々の出現により、躾のための「嘘つきは泥棒の始まり」も死語になるかもしれません。

 それともう一つ、最近めっきり聞かなくなった言葉があります。
 私達が子どもの頃、遊びの中などで、例えば“後出しじゃんけん”等、子どものルール上で“卑怯”な事をした時、「お前、それでも日本人か」という声が必ず上がっておりました。
 最近、そんな事を言う子どもも大人もいなくなりました。子どもが“立派”になって、卑怯な事をしなくなったのか、それとも、大人がみんな卑怯者になったのか、はたまた、「日本人とは」と言う概念が無くなったのか。
 因みに、気球騒動の子どもの母親は、日本人です。

 で、昨日は『子育て応援ネット全県大会』に参加してきました。
 兵庫県地域女性団体ネットワーク会議 北野 美智子 会長が冒頭挨拶で、児童虐待等の話を交えながら「私達が、一刻も早くこのような活動をしなくていいような、誰もが安心安全に子育てできる社会と家庭を創らなければいけない」と、切実に訴えられました。
 その通りだと思います。
 また、県下各地で「子育て応援」に御尽力頂いております、各種団体の活動事例の発表もありました。
 自治会、青少年関係団体、子ども会、PTA等々での、子育て家庭への見守り、声掛け、子育て相談、イベント等々、各地の様々な活動を知ることができました。

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