活動報告ブログ - 2016年9月

2016年09月08日（木）

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9月8日　建設常任委員会管外調査(長野・富山・石川)その3

皆さん、こんにちは。

　建設常任委員会管外調査の3日目、富山市で朝をむかえました。
　昨夕からのテレビニュース(地方版)や今朝の地方紙では、富山市議会政務活動費不正支出の問題が大きく扱われています。
　2年前、兵庫県議会発で全国的な問題になった政務活動費の不正支出。
　富山市議会では「まだあったのか」と、驚きを禁じ得ません。

　さて、我々は、朝9時に富山市をバスで出発し金沢市へ。
　台風13号から変わった温帯低気圧の影響で、金沢市に到着する頃には滝の様な雨が降り出しました。

　金沢市はご存じの通り、本年3月14日の北陸新幹線開業効果で、大変な賑わい。その利用者数は、これまでの特急に比べ3倍増とも。
　これに伴い観光客数も大幅増。兼六園の入場者は、3月～8月で167万人。前年同期の4割増し。ひがし茶屋休憩館に至っては9割増しとも。
さらに新幹線効果は、金沢市の中心部での再開発ラッシュにも続いているようです。

　そんな金沢市での調査は、「NPO法人趣都金澤」と「金沢駅西広場」。

　NPO法人趣都金澤は、
　【「日本一深い趣深い都市－趣都・金澤の実現」をキーワードに、金沢の強みである「文化」を機軸とした市民主導のまちづくり事業や、提言の発信及び国内外文化経済都市の研究を通し、金沢及びその周辺地域のまちづくりの推進や人材育成及び地域経済活性化に寄与することを目的として設立したまちづくりのNPO法人。】
　

　その始まりは10年前。
　「金沢の発展には、その強みである『文化』をベースとした市民主導のまちづくり事業を展開する必要がある」と、まちづくりに関心のある有志が集まったことから。

　「事業を遂行するには団体としての組織性や事業性、継続性の確保が不可欠であり、そのためには特定非営利活動法人として設立することが最適」と、平成18年法人設立。

　活動としては、金沢の強みである「文化」を基軸としたまちづくりを目的に、市民参画型事業を図る場として平成18年より毎年開催している趣都フォーラムや、北前船貿易を通して金沢の経済の要であった「かなざわベイエリア」の賑わいを創出する、「かなざわベイエリアプロジェクト」、様々なテーマについて学ぶ「趣都塾」、この他にアートを活用したイベント等々、様々な事業に取り組んでおられます。

　組織図や事業の組み方等々が、なんとなく青年会議所っぽいと思っておりましたら、やはり、ご説明いただいた 浦 理事長はJC出身とのこと。
　「金沢が好きで」という移住者等、所謂「よそ者」と地元民をうまく繋がれているなと感じました。

　続いては最終調査「金沢駅西広場」
　【金沢駅西広場は、平成3年3月に金沢駅西土地区画整理事業により「交通処理機能」を有する駅前広場として開設されました。
　しかし、その後の社会情勢やニーズの変化に伴い、都市景観や駅周辺の賑わいに乏しいことに加え、広場内のバス・タクシー・一般車両の輻輳による混雑が生じていること、バリアフリーへの対応が不十分な点が指摘されてきました。
　その後の駅西新都心における整備や開発が進むなか、平成27年春の北陸新幹線金沢開業が決まり、金沢の都心軸上の重要な交流拠点として位置付けられる金沢駅西広場において、利用者増加への対応や交通結節点としての機能強化が求められていました。
　金沢駅西広場では、こうした背景を踏まえ、広場機能の充実と利用者の快適性や利便性の向上を図ることを目的として、新しい金沢(駅西新都心)の玄関口にふさわしい機能と都市景観を備えた広場の再整備を行うこととなりました。（金沢駅西広場事業概要書より）】
　

　3,019枚ものガラスを使用し、明るく雨にもぬれない「もてなしドーム」がある東口が金沢駅のメインになる為、この西口は裏手にあたります。
　西口の再整備にあたっては、「その必要があるのか」との市民の声もあったようですが、再開発のコンセプト「水と緑と空」の通り、西口も金沢駅顔としてある種の上品さを感じました。

　以上で今回の管外調査は全行程終了しました。
　帰りは金沢駅からサンダーバードで。

　調査先でお世話になりました皆さん、同行いただいた当局の皆さん、議会事務局の皆さん、大変お世話になりました。
　ありがとうございました。