Warning: "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/classo/classo.wp-x.jp/public_html/wp-includes/pomo/plural-forms.php on line 210
心の継承 | 小西隆紀(こにしたかのり)兵庫県議会議員 公式サイト
文字サイズ変更

活動報告ブログ - 2009年9月

2009年09月29日(火)

心の継承

皆さん、こんにちは。
 今日午前中は、『篠山幼稚園運動会』にお招き頂きました。空模様は雨。従って、篠山小学校体育館での開催となりました。
 学校関係の運動会は、今日で一段落。来月の休日は、地区運動会の予定が一杯。

21929-1
【篠山幼稚園運動会】

 城下の小学生は、運動会が終わったら“祭りの練習”が始まります。ほぼ毎晩、今年は10月17・18日に行われる春日神社祭礼本番まで続きます。
 私の子どもの頃は、上級生が指導役となり、子ども達だけで練習をしていました。“子どもだけの世界”ですから、上級生からの容赦ない“愛の鞭”を受けながら、お囃子を体で覚えさされました。ゲーム機が世を席巻するまでは、子どもの世界には“サル山のボス”が存在し、それなりに統率されていました。
 しかし、近年は、“ボスも不在”で、さらに子どもの数も減り、大人が指導の助けをしています。

 私の地区では、幼稚園になったら、練習に参加しなければなりません。
 まず最初に、次のような“歌詞”のメロディーを口伝えで仕込まれます。

 しず(静)けき かすが(春日)のもり(森)に うぶすな(産土神)の みすがた(御姿)あらわれて きよ(清)き たか(貴)き ひかり ありがたくみゆ かみ(神)のこら(子等) いにしえ(古)つた(伝)ふる みまつ(御祭)り そのままにしの(偲)びて いと ねんご(懇)ろに まつるは われわれ つと(勤)めぞかし おこた(怠)るなよ うたえ はや(囃)せ おさなご(幼子) こころして やま(鉾山)ひき こころして かみ(神)の みまえ(御前)に はやせ

 幼稚園の子どもに理解できるわけもありませんが、とにかく覚えこまされます。
 成長するに従って、何となく『人智の及ばぬ世界』の話しだとあれこれ考えることも無く、それぞれの精神的な成長の中で消化していきます。

 多くを語るときりがありませんが、私は文化・伝統を継承していくという事は、広義での“宗教”的要素を抜く事は出来ないと思っています。
 なぜなら、それはある意味、この国の自然環境に適応し生き抜いてきた先人の“心の持ち方”そのものだと思うからです。
 文化・伝統の継承は、“心の種”の継承だと思います。
 この継承なしには、『自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること』即ち、アイデンティティーは確立されません。

21929-2
【囃子の練習】

コメントは受け付けていません。