- 2016年09月27日(火)
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- 「活動報告ブログ」
9月27日 囃子の練習
皆さん、こんにちは。
篠山は来月になると、各地で開催されるお祭りやイベントで大賑わい。
味まつりに代表される“秋の味覚”を主としたイベントや、陶器まつりは有名ですが、これらは比較的新しく、この他にも昔から脈々と伝承されている“神社のお祭り”なども各地区で行われます。
この伝統的なお祭りの一つに、城下春日神社の秋の例祭があります。
春日神社秋の祭礼(10月第3土・日)では、京都八坂の祇園祭を模したといわれる4基の神輿、華麗な飾り付けを施された9基の山鉾の巡行が行われ、夜には8基の太鼓御輿も境内を練り回ります。
特に山鉾は、城下の子供達が笛や鐘の囃子を響かせながらの巡行です。
このため城下の子供達は運動会が終わると、この“お囃子の練習”が始まります。
私の子供の頃は、夏休みが終わるとすぐに始まり、本番まで休みなし。時間も1日、2時間~3時間ぐらいはやってました。
それに比べれば、“時代”なのか、随分マイルドになっています。
指導役も昔は6年生がやってました。
“子共だけの世界”ですから、上級生からの容赦ない“愛の鞭”を受けながら、お囃子を体で覚えさされました。
ゲーム機が世を席巻するまでは、子供の世界には“サル山のボス”が存在し、それなりに統率されていました。
しかし、近年は、“ボスも不在”で、さらに子供の数も減り、大人が指導の助けをしています。
で、火曜日は、私が指導担当日。
我が町内会では、幼稚園になると練習に参加します。
昔に比べれば、練習は超マイルドになってはいますが、初めての幼稚園児には、まず、読めなくても意味がわからなくても、次の囃子をたたき込みます。
『 ♪ しず(静)けき かすが(春日)のもり(森)に うぶすな(産土神)の みすがた(御姿)あらわれて きよ(清)き たか(貴)き ひかり ありがたくみゆ かみ(神)のこら(子等) いにしえ(古)つた(伝)ふる みまつ(御祭)り そのままにしの(偲)びて いと ねんご(懇)ろに まつるは われわれ つと(勤)めぞかし おこた(怠)るなよ うたえ はや(囃)せ おさなご(幼子) こころして やま(鉾山)ひき こころして かみ(神)の みまえ(御前)に はやせ ♪ 』
幼稚園児に理解できるわけありませんが、とにかく覚え込まします。
しかし、成長するに従って、何となく『人智の及ばぬ世界』の話しだとあれこれ考えることも無く、そのうち、それぞれの精神的な成長の中で消化していきます。
多くを語るときりがありませんが、私は文化・伝統を継承していくという事は、広義での“宗教”的要素を抜く事は出来ないと思っています。
なぜなら、それはある意味、この国の自然環境に適応し生き抜いてきた先人の“心の持ち方”そのものだと思うからです。
文化・伝統の継承は、“心の種”の継承だと思います。
この継承なしには、『自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること』即ち、アイデンティティーは確立されません。(再掲)
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