10月22日 篠山市猟友会篠山支部総会
昨日発生しました鳥取県中部を震源とする地震での篠山市被害状況については、産業高校の女子生徒2名が過換気症候群で病院に搬送されましたが、いずれも軽症で大事には至りませんでした。
また、同校の外壁の一部が崩落したとも伺いました。
これについては抜本的に対策をしなければならないと思いますので、関係方面に働きかけたいと思います。
この他、県内の被害と対応状況については、県のHPをご覧ください。
兵庫県内の被害と対応状況☚クリック
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皆さん、こんにちは。
週末の朝runは少し長めで、13.35kmを1時間25分ほどで。
来春の篠山ABCマラソンの市民枠の受け付けも始まっておりますので、本日エントリーを完了。
次回も完走を目標に、トレーニングを計画的に進めていきます。
さて、本日は午前中に、篠山産業高校の文化祭『産高フェスティバル』にお邪魔してきました。
校長室で、生活科の農場でとれた野菜をふんだんに使った「生活鍋」や「トマトカレー」をいただきながら、昨日の地震の被害状況等や、学校の様子、進路状況、さらには市内3高校の今後、等々について、校長、市長、OB会会長と結構な時間、意見交換をさせていただきました。
ここで話題となったのが、本県で20年ぶりに解禁されるツキノワグマの狩猟について。
ツキノワグマの狩猟については、生息個体数が減ったため、平成4年度に県の要請を受けた県猟友会が狩猟を自粛。その後、平成8年度には全面禁止に。 禁止された当時の推定生息は100頭以下というものでしたが、徐々に生息数が増加し、昨年度の推定生息数は約940頭(狩猟解禁目安800頭)にまで回復したとされています。
このツキノワグマの生息数について、私が最初に触れたのは平成23年6月。
ある方にメールで意見を乞うたのが最初かと・・・
その内容を少し紹介しますと・・・
【昨日も、新聞に『ツキノワグマによる人身事故』が掲載されていました。(略)
ここ数年、ツキノワグマによるこの手の事故が目立ちます。
そこで、ふと思ったんですが、ツキノワグマ自体が増えているんではないかと。
熊森協会さん等の広報誌なんかを見ると、「開発や気候の変化等により、山に餌がなくなり、結果、熊が棲みかを追われて、里に出る」という図式が一般的なようです。
熊による人身事故が多い年は、ドングリの凶作指数も高いとの統計もあります。
しかし、ここ数年目立ちすぎます。
ドングリの凶作は、確かに関係あると思いますが、豊作、凶作は、昔からあることで、山林開発と言っても、バブル崩壊以降は、そんなに進んでいません。
他方、シカは確実に増えてきました。農作物被害の軽減に、年間3万頭駆除を目標にしているくらいです。
駆除されたシカ肉等が、流通等に乗るのは、ほんのわずかで、そのほとんどは、山に埋葬されているのが現状です。
猟師さんに聞くと、その死骸は「1週間もしたら、きれいになくなっている」と言います。
ツキノワグマは、草食志向の強い雑食と聞きますが、死肉があれば当然食べるでしょう。
今のシカ対策では、年間を通して、熊のみならず、肉を好む動物にとっては、栄養価の高い獲物をいとも簡単に得られるのではないでしょうか。
結果、体力増進→繁殖力増進→生存率向上→数が増える。また、肉食傾斜による、性格の凶暴性。
よって、「棲みかを追われる」のは、定員オーバーのためではないでしょうか。
もちろん、ツキノワグマの絶対数が非常に少ないということは認識しています。
もし、現在のシカ対策と熊害に少しでも関連があるとすれば、衛生上のことも含め、シカの死骸対策をきっちりと打たなければなりません。
長々と書きましたが、同僚の皆さんのご意見も含め、よろしくお願いいたします。】
というものです。
それ以降、度々いろいろな機会に申し上げてきました。
業界紙の兵庫ジャーナルにも取り上げていただきました。
熊の数 2012年3月16日ブログ
その後、当局にも調査等々をいただき、今回の解禁も含め対策をとっていただきました。
が、やはり根本は、残渣処理にあるのではないかと思います。
今年度のシカの目標捕獲頭数は、昨年度の35,000頭から、1万頭増の45,000頭。故に残渣も増えます。
で、クマの解禁に話を戻しますと、本日の猟師さんの話では、「ほとんど効果ないのでは」とのこと。
今年の3月にまとめられた「ツキノワグマ保護計画 平成28 年度事業実施計画」における狩猟の解禁に関して「狩猟者のクマの狩猟に対する意欲も強く」とありますが、当地域の猟師さんにおいてはそれほどでもなさそうでした。
その理由を伺うと、まず、狩猟期間の問題。期間が平成28年11月15日~平成28年12月14日(30日間)と短いこと。
次に、狩猟者1人あたり1頭との制限。
さらに、クマを狩猟するには、わざわざ神戸にまで行って、研修を受けなければならないこと。
等を挙げられ、「誰も、わざわざ獲らんやろ」と。
この他にも、いろいろ興味深いお話を聞くことが出来ました。
本日伺った課題等については、今後、現状確認や状況調査等々進め、次なる施策の参考にしたいと思います。
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