11月11日 トランプは、エース か ジョーカー か?
皆さん、こんにちは。
管内調査の間、朝runをサボっておりましたので、中2日の登板。5.90kmを40分ほどで。
さて、米国大統領選挙が終わりました。
一刻一刻と開票速報が流れた一昨日は、(管内調査で)移動中のバスの中でも話題はこの大統領選の行方。
最初に「トランプ当確」との情報が入った時も、「誤報」か「どこかの州での話だろう」と誰も信じませんでした。
事前の下馬評でも、終始クリントン氏が優勢でありました。日米問わず、代表的なマスコミの予測も同様にクリントン氏でありました。
しかし、結果はご承知の通り。
私の知っている限り、選挙前にTVで堂々と「トランプ当選」を公言していたのは、木村太郎氏だけ。
司会者がその理由を「トランプさんが好きなのですか?」と質すと・・・
「好き嫌いじゃなく、分析すればそうなる」と。
とは言え、報道そのものや、そこから推測される「人物像」からすると、日本の多くの皆さんは、「まさか」と思われるとともに、不安を感じられたのではないでしょうか。
私も「まさか」と思うと同時に、大きな不安を感じました。
もともと米国は移民の国。
今や世界の中心ともいわれる、ニューヨークのマンハッタン島も、その昔、「オランダ人が先住民から24ドルで買い取った」と言われているように。
米国の歴史は、移民の歴史でもあり、米国の発展には、人種に関わらず移民の底力があったし、今日でも、あります。
オバマ大統領が、イリノイ州議会の上院議員だった2004年7月当時、民主党党大会で・・・
「『全ての人は生まれながらにして平等であり、自由、そして幸福を追求する権利を持つ』という独立宣言を行った国、アメリカ合衆国だからこそ、自分のような人生があり得たのだ」
「リベラルのアメリカも、保守のアメリカもなく、ただ『アメリカ合衆国』があるだけだ。ブラックのアメリカも、ホワイトのアメリカも、ラティーノのアメリカも、エイジアンのアメリカもなく、ただ『アメリカ合衆国』があるだけだ」
「イラク戦争に反対した愛国者も、支持した愛国者も、みな同じアメリカに忠誠を誓う『アメリカ人』なのだ」
と、語った基調演説は高い評価を受け、のちの米国初黒人大統領誕生への大きな布石になったといわれています。
また、トランプ次期大統領の母親もスコットランドからの移民。現在の奥さんも旧ユーゴスラビアからの移民。
米国は移民を受け入れ、まさにアメリカンドリームを目指す彼らのエネルギーを推進力に、また、常に新たなエネルギー源を補給しながら社会を発展させてきました。
「近年の米国にアメリカンドリームなど無いな」との見方もあります。
しかし、このアメリカ合衆国における成功の概念は、今なお変わらぬ潜在力を持っているのではなないでしょうか。
しかし、今回の選挙結果は、その潜在力を養うに必要な懐の大きさをも無くしてしまいそうです。
いわば、寛容な大アメリカが、小アメリカになってしまうのではないかと。
今から8年前、米国のキーティング太平洋軍司令官(当時)が、中国軍の幹部と会談した際、『(中国軍幹部が)我が国は近々空母を開発するので、太平洋をハワイから東側は米国、西側を中国で分割管理しないか」と提案された、との話は有名です。
米国が小さくなれば、この話は冗談でなくなるかもしれません。
トランプは、米国人にとって、我が国にとって、中国にとって、ロシアにとって、世界にとって、Ace か Joker か?
何れにしても、我が国はこの際、戦後レジームからの脱却に真剣に向き合わなければなりません。
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