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1月21日 オバマ米大統領の任期最後の演説が素晴らしい | 小西隆紀(こにしたかのり)兵庫県議会議員 公式サイト
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活動報告ブログ - 2017年1月

2017年01月21日(土)

1月21日 オバマ米大統領の任期最後の演説が素晴らしい

皆さん、こんにちは。

 今朝は、短め2.42kmを歩きで、34分19秒。

 さて、米国では、ドナルド・トランプ氏の第45代アメリカ合衆国大統領就任式典が行われました。

 トランプ氏には、もちろん会ったこともありませんし、これからも会うことはないと思います。
 会ったことも話をしたこともない人のことを、限られた情報だけでイメージし、「あーだ、こーだ」云うのは甚だ失礼なことですし、ましてや米国民が選んだ大統領についてのことなら、なおさらです。

 が、失礼を承知で、限られた情報に、勝手な直感を少々加えて、あの就任式の感想を、わずか1行で書かせていただきますと・・・

 米国のB級映画に登場しそうな“トンデモ大統領”の様でした。

 さらにさらに、失礼を承知で、オバマ前大統領がシカゴで行われた任期最後の演説に比べますと、心に伝わるものが非常に少ない・・・

 私は、2008年11月5日のブログに『新大統領』と題して、以下のように書いています。

(略)米国大統領選は、黒人初の大統領を目指す民主党候補のバラク・オバマ上院議員(47)が、マケイン候補に大差をつけて当選されました。オバマ氏は、来年1月20日に首都ワシントンで行われる就任式で第44代大統領に就任し、アメリカ建国史上初の黒人大統領が誕生します。

 『Change』で一体何が変わるのか。
 私は、彼が指導者として選ばれたこと自体が、アメリカ合衆国の変化だと思います。タカ&トシの『欧米か』でもある様に、欧州とアメリカ合衆国は、ともにアングロ・サクソン主流の国と見られてきたし、事実そうです。

 国際日本文化研究センター 山折 哲雄 氏は、過日の読売新聞紙上で「近代市民社会は、主にユダヤ・キリスト教文明が作り出したアングロ・サクソンの文明観によって形成された。」と言われております。
 欧州や米国の白人主流の国々は、その文明観・価値観による、あらゆる分野での世界基準を構築しようとしてきました。
 我が国も、本来のわれわれが持つ価値観とは全く違うにもかかわらず、戦後その流れに乗って(うまく利用して)、繁栄を築いてきました。

 冷戦終結後、低下の兆しが見えかけたアングロ・サクソンの世界基準。アメリカの『Change』によって、世界基準が更に変わることへの不安の声もあります。
 しかし、ともすれば“価値観のおしつけ”的な色合いの強い従来のままでは、いずれイスラム諸国や中国等との『文明の衝突』が本格化するのではないかと思います。

 ともあれ、アングロ・サクソンの文明観、社会観の中での『人種の壁』は、我々の想像以上だったと思います。

 過日、ある会で『アウシュヴィッツ』の話を聞く機会がありました。
 私はいつも思うのですが、ホロコーストを生き抜いてきた“ユダヤ”が、何故、アパルトヘイト・ウォールを今もヨルダン川西岸地区に建設中なのか?
 さらに、その壁はパレスチナの中に侵入し、パレスチナ人の土地を奪いながら建設されています。
 山折 哲雄 氏は、同紙上で「西洋文明は、経済、哲学、政治、宗教、すべての根底に生き残りの戦略がある。旧約聖書『ノアの方舟』物語から選民思想、進化論から臓器移植、現代の市場経済に至るまで、生き残る者とそうでない者が峻別されていく。」とも記されております。
 答えの一端がある様に思いました。

 世界人類の明暗を握る米国大統領。
 オバマ大統領の出現で、ユダヤ・キリスト教文明が作り出したアングロ・サクソンの選民思想での『生き残れるべき人』の基準が、人種ではない事を証明したことになりました。

 また、2009年1月21日には、『オバマ米大統領就任』と題して・・・

(略)第44代アメリカ合衆国大統領に、オバマ氏が就任されました。就任式には200万人を超える聴衆がつめかけたと報道されています。支持率80%以上。(略)
 オバマ政権は、クリントン政権回帰とも言われており、国務長官はヒラリー氏を指名しています。夫のクリントン氏は現役時代、江沢民とはかなり親密であった事を考えると、わが国外交には、プラスとはいえないかもしれません。
 また、オバマ氏は小浜氏ではありません。アメリカ合衆国の大統領です。第一は、合衆国の国益です。

 『なぜ、男性も女性も子どもたちも、いかなる人種、宗教の人々も、こうして就任式に集まることができるのか。なぜ、60年前なら地元のレストランでさえ給仕されなかった男の息子が、こうして皆さんの前で宣誓式に臨むことができるのか。これこそが、我々の自由、我々の信条の意味なのだ。(就任演説より)』

 オバマ大統領の人間性に期待したいです。
 と。

 この8年間で、オバマ前大統領の人間性、お人柄を、ずいぶん垣間見ることができました。

 オバマ前大統領がシカゴで行われた、任期最後となる演説にもそのことがよく表れています。

 その内容は、ネット上でも多く取り上げられています。
 是非とも検索して一度読んでみてください。素晴らしい内容です。

 その演説の中に、『移民の子供たちはアメリカの労働力として大きな役割を担う』とのくだりがあります。

 昨年の11月11日、私はブログにこう書きました。
 再掲します。

もともと米国は移民の国。
 今や世界の中心ともいわれる、ニューヨークのマンハッタン島も、その昔、「オランダ人が先住民から24ドルで買い取った」と言われているように。

 米国の歴史は、移民の歴史でもあり、米国の発展には、人種に関わらず移民の底力があったし、今日でも、あります。

 オバマ大統領が、イリノイ州議会の上院議員だった2004年7月当時、民主党党大会で・・・
「『全ての人は生まれながらにして平等であり、自由、そして幸福を追求する権利を持つ』という独立宣言を行った国、アメリカ合衆国だからこそ、自分のような人生があり得たのだ」
「リベラルのアメリカも、保守のアメリカもなく、ただ『アメリカ合衆国』があるだけだ。ブラックのアメリカも、ホワイトのアメリカも、ラティーノのアメリカも、エイジアンのアメリカもなく、ただ『アメリカ合衆国』があるだけだ」
「イラク戦争に反対した愛国者も、支持した愛国者も、みな同じアメリカに忠誠を誓う『アメリカ人』なのだ」
 と、語った基調演説は高い評価を受け、のちの米国初黒人大統領誕生への大きな布石になったといわれています。

 また、トランプ次期大統領の母親もスコットランドからの移民。現在の奥さんも旧ユーゴスラビアからの移民。

 米国は移民を受け入れ、まさにアメリカンドリームを目指す彼らのエネルギーを推進力に、また、常に新たなエネルギー源を補給しながら社会を発展させてきました。

 「近年の米国にアメリカンドリームなど無いな」との見方もあります。
 しかし、このアメリカ合衆国における成功の概念は、今なお変わらぬ潜在力を持っているのではなないでしょうか。

 残念ながら、今回の選挙結果は、その潜在力を養うに必要な懐の大きさをも無くしてしまいそうです。
 いわば、寛容な大アメリカが、小アメリカになってしまうのではないかと。

 今から8年前、米国のキーティング太平洋軍司令官(当時)が、中国軍の幹部と会談した際、『(中国軍幹部が)我が国は近々空母を開発するので、太平洋をハワイから東側は米国、西側を中国で分割管理しないか」と提案された、との話は有名です。
 米国が小さくなれば、この話は冗談でなくなるかもしれません。

 トランプは、米国人にとって、我が国にとって、中国にとって、ロシアにとって、世界にとって、Ace か Joker か?
 何れにしても、我が国はこの際、戦後レジームからの脱却に真剣に向き合わなければなりません。
 と。

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 本日は、淡路でも式典がありました。
 『兵庫県洲本総合庁舎竣工式典』です。
 建設常任委員長として出席させていただきました。
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