- 2009年09月09日(水)
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- 「活動報告ブログ」
総務常任委員会管内調査・阪神地区その2
皆さん、こんにちは
阪神地区管内調査2日目の報告は、
本日の日程第1は、県立こばと聴覚特別支援学校。
当支援学校は、聴覚に障がいのある1歳から5歳までの幼児の早期教育の場として昭和50年、保育相談部と幼稚部のみで構成される全国唯一の学校として設立されました。
『きこえにくいと、ことばの発達が遅れるばかりでなく、人とコミュニケーションしようとする意欲が失われたり、社会性が育ちにくくなります。早期に補聴器をつけたり、手話等を用いてコミュニケーションの力を育むことで難聴から起こる問題は改善することができます』と、早期教育、早期の適切な対応の意義をお話頂き、その必要性、重要性は十分認識できました。
全国から視察も多いと聞きましたが、未だに“全国唯一”と言う現実にも驚いたしだいです。
また、地域における聴覚障がい教育のセンター校として、0歳児からの教育相談や小・中学校への専門的支援、療育・教育機関との連携などを推進する“相談センター部”も設置しています。
日程第2は、県立人と自然の博物館。
三田にあると言う事で、行かれたことのある方も多いと思います。丹波竜化石のクリーニングも行っています。
あまり一般には知られておりませんが、兵庫県の自然・環境情報の一元管理、県環境行政への人的、情報的支援等の『自然・環境に関するシンクタンク機能』を有しています。
先月の豪雨で被災した佐用町では、流木調査や山林管理等現地に入り今後の防災施策に資する研究を行われているそうです。
日程第3は、川西市にある多田神社。
『清和源氏発祥の地』『武家社会発祥の地』とも言われる多田神社。清和源氏を祖とする徳川家も多田神社を源氏霊廟とし、歴代将軍の遺骨を分骨しています。
境内には国指定重要文化財の本殿、拝殿、随神門や県指定有形文化財の南門、東門、西門、六社神社本殿、厳島神社等々があり、現在防火設備を整備中です。
3億円以上の事業費(国55%、県15%、市15%、神社15%)が掛かるようですが、“形ある歴史”を後世に残し伝える事は、私たち現代人の重要な責務です。
日程第4は、県立尼崎北高等学校。
大正11年、前身の「中外商業学校」(中外とは、internationalの当時の日本語訳)と「琴浦女学校」が設立されました。その後、昭和26年に両校が統合され「尼崎市立北校」として設立。同年、県に移管され県立に。
特色ある取組みとして、甲南大学との連携を取り入れ、環境学習を行う環境類型の設置をはじめ、風力発電装置や雨水貯蔵タンクの設置など、『エコスクール』を目指し、“環境”を軸とした学校づくりを行っています。