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活動報告ブログ - 2009年8月

2009年08月28日(金)

治山と地産

皆さん、こんにちは。
 本日午前中は、大化の改新の頃、法道仙人によって開かれたとされる天台宗の古刹で、丹波古刹十五ヶ寺霊場第一番である『龍蔵寺』を訪ねてきました。

 この度、建築中でありました僧堂がほぼ完成したと言うことで見学をさせて頂きました。この僧堂は、周辺の山から切り出した原木を製材し、建具に至るまで“地産”にこだわったという建物です。
 以前、こんな話を聞いたことがあります。「家を建てるときは、その地域の木で建てろ。気候風土に合っているから、生きた家になる」と。
 現在では、普通の民家で実現するにはいろいろと課題があります。が、これが一般的になれば、山もまた活きてくるのでしょう。
 本県でも『資源循環型林業の構築を目指したひょうご戦略』として、【県産木材供給センターの整備と併せ、原木の安定供給体制を充実させるとともに、県産木材の利用促進を図るなど川上から川下まで一体となった県産木材供給の構造改革による資源循環型林業の構築を図る】として、力を入れています。

 で、午後はその“山の守”、『篠山市森林組合』の総代会に出席して来ました。山の持つ多面的機能の維持についても、『県民緑税』の活用も含め大変お世話になっております。
 挨拶の中で「篠山の山は宝の山です」と、仰った方がおられましたが、まさしくその通り。無い物ねだりをするばかりでなく、あるものの価値に気付き、それをいかに高めていくか、この事がまさしく地域経営力。

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