- 2010年09月18日(土)
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- 「活動報告ブログ」
加古川流域交流フォーラム
皆さん、こんにちは。
本日午前中は、篠山小学校運動会と畑小学校&みたけ運動会にお邪魔しました。
午後は、丹波市青垣にある“丹波少年自然の家”で開かれた『加古川流域交流フォーラム』に参加してきました。
このフォーラムは、加古川流域の丹波・東播磨・北播磨の3県民局が連携して、平成16年度から「豊かな森・川・海」を目指し、地域間交流を促進するため行っております。
今年のテーマは、「さとやま・かわ・いのちのつながり」。
今年度は、国際連合が定める「国際生物多様性年」であり、また、10月には名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されます。で、「生物多様性」について関心も高まるであろうことから、加古川流域の生物多様性の保全に向けて、これに決定。
♪青垣童謡唱歌を歌う会♪の皆さんによるオープニングの後、河合雅雄先生の基調講演。続いて、各県民局管内ごとに実践発表が行われました。
河合先生には、子ども時代のエピソードから、ヨーロッパ文化の紹介まで幅広いお話の中で、“社会生活の中において、個々の日常的な自然との接触がいかに大切であるか。また、それが社会を安定させる一つの大きな要因である”等々を説いていただきました。
実践発表では、“兵庫・水辺ネットワーク(東播磨)”の皆さんによる『ため池を中心とした東播磨での取り組み』発表の他、3団体がそれぞれの実践活動について発表されました。
兵庫県のため池数、43972か所は全国1位です。2位の広島県21010に比べてもダントツ。特に県内では、東播磨に多くあり、ため池が地域の文化にもなっています。
県下最古で最大のため池は“加古大池”。17世紀中期に作られ、面積49ha(甲子園球場の約12倍)。今とは違い重機もなく人力だけの時代、大変な事業だったでしょう。
これらため池等整備は、その後、幾世代にわたり、当地の食糧生産量を上げて、“命”を養い増やすことに大きく貢献したことでしょう。
そう言ったことに思いを寄せると、
いくら人口減少社会といわれても、明治以降、日本の人口は激増し、さらに地球規模で考えると、これ又然り。
これから先を考えたとき、“食糧保障”は最重要。仕分け人は、解っているようで解っていないのではないでしょうか。
無責任な政治家ほど無駄なものはない。
ため池環境を一生懸命守っておられる方々の活動報告を聞きながら、そんなことを思った次第です。
丹波地域の実践発表として、“篠山産業高校丹南校”の学生が、十数年継続中の武庫川でのホタルの観察や里山での活動等々、環境学習の取り組み事例を発表してくれました。
丹南校は、平成28年3月末をもって閉校しますが、来年4月から単独校として独立する東雲校に、その取り組みを引き継いでもらいたいものです。
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