活動報告ブログ - 2009年7月

2009年07月09日（木）

• 「活動報告ブログ」

なぜだ？

皆さん、こんにちは。
　CM総合研究所が、昨年度『CM好感度白書』を発表し、あの『犬のオヤジCM』が好感度トップということです。
　神戸新聞では、CM総研の 関根健男 代表の次のようなコメントが紹介されていました。
「……犬のお父さんの一家が多くの日本人の心をつかんでいる」

　私はあのCMにはいつも注目しています。(この時点で、CM戦略にはまってしまっている)
　『さだまさし』の起用は、実に戦略的。『さだまさし』のファンは、どちらかというと保守的な人が多い。『日本人の心をつかむ』にはいい材料です。言い換えれば“うまく取り込まれた”と言うことです。
　『関白宣言』が泣いているぞ。『親父の一番長い日』が泣いているぞ。

　最初は『犬の親父』に違和感を覚えた人も、段々見慣れてしまって何とも思わなくなってしまっています。実に慣らされてしまっています。
　CMの内容については、人種差別的要因など、人権問題も含んでいるとの指摘もありますし、私もその部分に関しては確かに引っかかります。
　視聴者が寛容なのか鈍感なのかは別にしても、『犬』の父親は、理屈なしにおかしいでしょう。
　おかしいものはおかしい。おかしいものに理由をつけて、よしとするところに怖さがある。また、おかしいものをおかしいと感じなくなる“慣れ”に怖さがある。

　しまいめに、おかしいと指摘をする者がおかしいとされてしまう。あ～こわ。

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