- 2009年03月30日(月)
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- 「活動報告ブログ」
政務調査報告その3
皆さん、こんにちは。
自民党議員団警察部会・建設部会合同の新潟方面管外政務調査報告の続きです。
明けて、27日の日程第1は、第九管区海上保安本部での『北朝鮮ほか、海事事案への対応や海上警備での取組について』調査を行いました。
第九管区管轄区域は、不審船や北朝鮮ミサイル実験(1段目ブース落下海域)などの重大事案が発生しており、我が国海岸線防衛のまさに“要”であります。
昭和38年以降全国で21隻の不審船が確認されており、うち日本海側が18隻となっています。さらに、その内の8隻が新潟能登沖、次いで舞鶴若狭沖6隻といった具合です。
また、北朝鮮からと思われる漂着船は、平成19年度20隻、20年度16隻、21年度14隻と毎年何隻か漂着しています。
一昨年6月には、青森県深浦港に漂着した木造船から、北朝鮮からの脱北者とみられる4人が発見されました。青森県警の調べに対し4人は『万景峰号が行き来する日本の新潟を目指し、5月27日に北朝鮮の清津を木造船で出航し、青森に漂着した』と話したそうです。
こうした不審船等の対応として、新潟に巡視船『ひだ』、金沢に巡視船『はくさん』、伏木に巡視船『のりくら』をそれぞれ配備しているという事でした。
不審船等以外にも、外国漁船による漁業資源を脅かす違法操業事案等々とある中で、第九管区海上保安本部613名により“日本の海”は護られております。
また、今回視察では、巡視船の中でも大型でヘリコプター搭載型の『えちご』に乗船させて頂きました。
【巡視船えちご】