髭の隊長
皆さん、こんにちは。
本日は、兵庫県議会防衛議員連盟で『今後の国防のあり方について』と題して、佐藤 正久参議院議員の講演を聞くことができました。
佐藤 正久 氏は、イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長として従事されました、あの有名な“髭の隊長”です。自己紹介では「子ども達からは、マリオと呼ばれてます」と、とても気さくな印象を受けました。
講演は「自分のような現場から出た人間は、永田町の人々とは感覚が違う」と仰り、『現場目線の重要性』を、体験を踏まえながら実にわかり易く話して頂きました。
「自衛隊は災害派遣等でも、目に見える“結果”を出さなければ評価されない。」「今まで、それぞれの活動現場で“結果”を出しているからこそ評価され、災害派遣に対する制約も変わってきた。」「今では、大きな地震等の災害には、部隊長の判断で30分以内に出動できる。」「結果を出すためには、普段から現場目線に基いた状態であることが重要だ。」「自衛隊も政治も“結果”を出さなければならない。」等々と仰り、我々のスタンスについて御教授頂きました。
国防については、現況について詳しく述べられ、また、「国防となると、どうしても市民からは、遠い話になってしまう。」「関心の薄い層に、出来るだけわかり易く伝えなければ身近に感じてもらえない。」わが国の置かれている現状と「国民意識」との乖離を踏まえ、『国民の防衛意識を超える防衛力は持てない』と締められました。
よく言われることですが『国防では票につながらない』意識の国会議員ではどうにもならんという事です。
隊長は、福知山任務の頃に「デカンショ祭には、よく行きました」と、仰ってました。