管内調査(但馬・丹波)その1
皆さん、今日は。
27日から3日間、総務常任委員会の管内調査でした。但馬と地元丹波地域。やっぱり「但馬は広い」を実感します。
管内調査1日目調査日程第1は、朝来市ケーブルテレビ『Aネット』の普及・連携促進等の調査です。朝来市のケーブルテレビは、合併前より各町ごとにあったケーブルテレビを平成17年に統一して運営しています。旧町からも含めて現在までの総事業費、約50億円。
地上デジタル放送は、平成18年から放送開始されており、現在テレビ39チャンネル、ラジオ6波、地域内間無料ケーブルテレビ電話等々のサービスを行っています。
気になる料金設定ですが、加入金3万円、月額1500円、追加サービスごとに月額400円から2100円プラス。免除制度あり。加入率95%。
自主放送の番組制作をする為の放送設備も充実していて、運動会や村の催し等の放送時は、かなりの高視聴率だそうです。
日程第2は、そこからさらに2時間かけて、美方郡新温泉町の久斗山集落へ。小規模集落元気作戦の調査です。人口186人、高齢化率36%、世帯数62戸。区長さんはじめ、村の役員さんや馬場町長さんまでに、温かく迎えて頂きました。
この元気作戦事業は、都市部との交流を通して地域を活性化させると言う事業です。が、調査の中で次のようなお話を聞く事が出来ました。
「かつては、小学校の自然学校を民泊形式で受け入れていたが、受け入れ側の負担が大きく、中止になった」「集落内に空き家も4~5軒はあるが、トイレ設備や管理の問題がある」「何よりも嫁不足が深刻」等々。最後の「嫁不足」は、非常に難しい。
上記の様な課題を踏まえつつ「地元の人が、笑えるような交流を目指す」と仰り「笑えると言う事は、ある程度“潤う”という事」「それが持続可能な交流だ」と結ばれました。
全くその通りで、この“潤い”の部分は金銭的な部分も含みますが、“心の潤い”も当然含むと思います。この“心の潤い”は、相当個人の価値観によりますから、ますます「嫁」探しは、難題となります。