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新大統領 | 小西隆紀(こにしたかのり)兵庫県議会議員 公式サイト
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活動報告ブログ - 2008年11月

2008年11月05日(水)

新大統領

皆さん、今日は。
 米国大統領選は、黒人初の大統領を目指す民主党候補のバラク・オバマ上院議員(47)が、マケイン候補に大差をつけて当選されました。オバマ氏は、来年1月20日に首都ワシントンで行われる就任式で第44代大統領に就任し、アメリカ建国史上初の黒人大統領が誕生します。

 『Change』で一体何が変わるのか。
 私は、彼が指導者として選ばれたこと自体が、アメリカ合衆国の変化だと思います。タカ&トシの『欧米か』でもある様に、欧州とアメリカ合衆国は、ともにアングロ・サクソン主流の国と見られてきたし、事実そうです。

 国際日本文化研究センター 山折 哲雄 氏は、過日の読売新聞紙上で「近代市民社会は、主にユダヤ・キリスト教文明が作り出したアングロ・サクソンの文明観によって形成された。」と言われております。欧州や米国の白人主流の国々は、その文明観価値観による、あらゆる分野での世界基準を構築しようとしてきました。我が国も、本来のわれわれが持つ価値観とは全く違うにもかかわらず、戦後その流れに乗って(うまく利用して)、繁栄を築いてきました。

 冷戦終結後、低下の兆しが見えかけたアングロ・サクソンの世界基準。アメリカの『Change』によって、世界基準が更に変わることへの不安の声もあります。しかし、ともすれば“価値観のおしつけ”的な色合いの強い従来のままでは、いずれイスラム諸国や中国等との『文明の衝突』が本格化するのではないかと思います。

 ともあれ、アングロ・サクソンの文明観、社会観の中での『人種の壁』は、我々の想像以上だったと思います。

 過日、ある会で『アウシュヴィッツ』の話を聞く機会がありました。私はいつも思うのですが、ホロコーストを生き抜いてきた“ユダヤ”が何故、アパルトヘイト・ウォールを今もヨルダン川西岸地区に建設中なのか。さらに、その壁はパレスチナの中に侵入してパレスチナ人の土地を奪いながら建設されている。
 山折 哲雄 氏は、同紙上で「西洋文明は、経済、哲学、政治、宗教、すべての根底に生き残りの戦略がある。旧約聖書「ノアの方舟」物語から選民思想、進化論から臓器移植、現代の市場経済に至るまで、生き残る者とそうでない者が峻別されていく。」とも記されております。
 答えの一端がある様に思いました。世界人類の明暗を握るアメリカ大統領。オバマ大統領の出現で、ユダヤ・キリスト教文明が作り出したアングロ・サクソンの選民思想での『生き残れるべき人』の基準が、人種ではない事を証明したことになりました。

11月9日(日)に、県政報告№6を新聞折り込みします。ご意見をお聞かせ下さい。
 

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