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伝統文化 | 小西隆紀(こにしたかのり)兵庫県議会議員 公式サイト
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活動報告ブログ - 2008年10月

2008年10月22日(水)

伝統文化

皆さん、今日は。
 気がつけば、10月も下旬に。だんだんと、寒くなってきました。
 先週末の18,19日は「春日神社祭礼」でした。私達が子どもの頃は、16,17日に決まっておりましたが、ご多分にもれず、第3週目の土、日曜になりました。
 この例祭は、寛文3年(1663)に奉納されたものを含め、豪華な九台の山鉾、元禄9年(1694)に寄進されたものを含め四体の神輿、さらに八台の太鼓みこしが繰り出し、大変賑わいます。
 年中何かとイベントの多い篠山ですが、このお祭りは、地元の住民自身が楽しむ為の数少ないお祭りです。ですから「盆暮れには帰省せずとも、春日さんだけは帰省する」多くの帰省町衆で大変賑わいます。まさに、城下町衆の“心意気”の舞台でもあり、これから最も大切な“地域力”を養う現場でもあります。

 こう言った伝統文化を担う「春日神社祭礼」ですが、今年はチョッとした問題がありました。
 と言いますのは、交通警備について、篠山署からの通達の内容が起因でした。
 道路使用許可を出すにあたっての「許可条件」と言う一文で、以前から、お祭りの円滑な運行をする為に、頂いてはおりました。
 しかし、今年は内容が、グレードアップしておりました。赤字で「参加者には夜光タスキ等を使用させること」と言う一節です。
 交通安全や雑踏警備等々で、何か問題が起これば警察の責任を強く指摘される昨今の風潮では『念には念を』と言う姿勢も分からなくはないです。
 しかし、「法被に夜光タスキをした担ぎ手が担ぐ御神輿」の図を想像してください。風情も何もあったもんじゃない。
 自分たちが自分たち楽しみの為に行っているものです。安全運行のための管理体制や役割分担も昔からのシステムの中に組み込まれております。“祭りの役が就く”と言う事は、それなりに地域での信頼も得て、一人前として認められたと言う証しでもあり、名誉な事でもあります。だからこそ、その責任を滞りなく果たすためにしっかりと役を努めるのです。
 “何かあったら自分の恥”ある意味当たり前の“自己責任”意識。だからこそ、長きにわたり脈々と続けてこられたお祭りです。

 おまけに「この条件に違反した場合は、許可を取り消す事があります」と、あったもんです。即ち、「祭りを出来なくする」と言う含み。何かが違う。このままでは、本来最も重要な自己責任自己完結が崩れてしまう。

 この様な、御達しを出さざる負えなくなった昨今の風潮が悪いのか、単なる理解不足か。
車が走るはるか以前から続く“伝統”。わが国の伝統文化をいかに“守る”かを考えねばなりません。 

kasuga
【春日神社祭礼山鉾巡行】

 
 

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