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活動報告ブログ - 2011年7月

2011年07月20日(水)

丹波篠山

皆さん、こんにちは。

 

 本日は、篠山市職員さん有志の自主的勉強会『輝楽☆塾』に、お招きいただきました。

 

 「座談会的な雰囲気で、色々意見交換をしたい」ということだったので、さほど下拵えもぜず、参加しました。

 とは言え、何も取っ掛りがなければ会話も進みません。

 で、まず一つ、用意していたネタを提供いたしました。

 

 そのネタとは、酒井市長のブログ市長日記でも取り上げられている、「道徳副読本」の一件。

 ご存知でない方のために説明を致しますと、

 

 この4月から配布された小学校5.6年生用道徳副読本に『丹波と篠山をつなぐ道』という表題で、田艇吉の偉業が紹介されています。この冒頭に、

 

【「丹波篠山」と、今ではまるでひとところのように呼ばれることがある。とくに観光で訪れる人たちは、丹波と篠山がそれぞれ別の土地であることを、あまり知らない。インターネットで航空写真を検さくして見てみると、丹波市と篠山市が金山、夏栗山、譲葉山などの山々で分けへだてられ、決してひとところではないことがよくわかる。
 

 どうしてこのように呼ばれるようになったかといえば、それは交通の便がよくなり、行き来が楽にできるようになったからだろう。明治の初めころは、とても二つの土地の名をくっつけて呼べるような状態ではなかった。(以下略)】
 

 

 との記述があり、市長が市長日記で「誤りだ」と指摘されています。

 

 この道徳副読本は、道徳教育の更なる充実を図るため、わが議員団が、その製作・導入を訴え続け、この4月に配布を実現させたものです。上記の部分を除くと、大変よくできていると思います。

 

 上記記述に関して、篠山市民なら、まず、「誤りだ」と思うでしょう。

 私も、そう思いました。

 しかし、よくよく考えますと、単純に「誤りだ」とは、言い切れないのではないのか……

 

 まず表題で、『丹波と篠山をつなぐ道』とあり、筆者は、丹波市と篠山市があることは知っている。更に、その位置関係ぐらいは知っている。

 

 次に、【「丹波篠山」と、今ではまるでひとところのように呼ばれることがある。】の部分。ここがミソ。

 

 『ひとところと思っている』事が、『間違い』との指摘に、この文章の意図があるとすれば、それは正解でもあります。

 続く文章では、【丹波と篠山がそれぞれ別の土地であることを、あまり知らない。インターネットで航空写真を検さくして見てみると、丹波市と篠山市が金山、夏栗山、譲葉山などの山々で分けへだてられ、決してひとところではないことがよくわかる。】と、その正しさを述べています。

 

 丹波市誕生以前なら、『丹波篠山』は、まさしく“ひとところ”であって、この手の誤認誤解は全く生じない。しかし、丹波市誕生以降は、全くの誤認誤解とも言い難い。

 

 更に大きな問題は、篠山市民ならだれでもすぐにと思う点について、この文章の作成に加わった県教育委員会関係者だれもがと思わなかったところにあります。この事は、後々、この感覚がスタンダードになりつつあることをも示唆しています。

 

 と、言うような事も含め、市名問題も絡めながら、篠山市の将来戦略を考える課題提議の好材料として、活用させてもらいました。

 

 詳しくは書きませんが、職員さんたちの色々な角度からの意見が伺えてとても、勉強になりました。

 

 

 


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