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管内調査(西播磨・中播磨)1 | 小西隆紀(こにしたかのり)兵庫県議会議員 公式サイト
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活動報告ブログ - 2008年7月

2008年07月31日(木)

管内調査(西播磨・中播磨)1

皆さん、今日は。
 一昨日、昨日の両日、総務常任委員会管内調査で西播磨・中播磨管内の調査に行ってきました。

 【都市と地方の連携推進(山村留学等) 神河町作畑地区】
 神河町は、平成17年に旧神崎町と旧大河内町が合併して誕生した、本県のほぼ中央に位置する人口13,500人余りの町です。
 典型的な中山間地域で、基幹産業の農林業が衰退するなかで、旧神崎町では、阪神地域を主とした都市農村交流事業、とりわけ山村留学を通しての交流による地域活性化に取り組んで来られました。
 この山村留学に至った訳は、当時、神崎町の最北端に位置する「越知谷第2小学校区」で若者の都市への流失、少子化による高齢化・過疎化が進む中、廃校の危機にあった、地域の学校存続のための就学児童の確保を目的として、平成4年度から取り組まれました。それ以降毎年、数名の児童を里親方式で受け入れられてきました。
 しかし、平成15年に隣接校である「越知谷第1小学校」が改修整備される際、「越知谷第2小学校」が仮校舎として共用され、多くの子ども達が学び舎を共にしたことで、第2小学校の保護者から「勉強するなら、より多くの子ども達と一緒にさせてやりたい」との強い要望がありました。結果、平成17年4月に両校を統合して「越知谷小学校」となり、第2小学校は、その57年の歴史を閉じ廃校となりました。廃校時の生徒数は、地元10名・山村留学生6名の16名だったそうです。
 廃校にはなったものの、13年間継続して行われてきた里親方式による山村留学制度は、述べ56名の児童を受け入れ、留学生自身や地元児童への教育的効果が大きい事や、地域活性化に多大の効果があることから、重要な教育プログラムであると認識され、町の重要政策の一つとして、越知谷小学校に拡大して実施される事になりました。
 そこで、国交省の「都市地方連携推進事業補助事業」等を受け、旧第2小学校の校舎を宿泊等が出来るように改修し、センター方式での山村留学生や体験型の短期留学生の受け入れが可能となる「神河町地域交流センター」として生まれ変わらせました。
 本年度の山村留学生は12名で、全校生61名の1/5が留学生となっています。「留学生としてやってくる子は、課題を持つ子もありますが、環境によって劇的に変わります。ゲームもテレビもコンビニも無く、学校まで6キロの道のりを歩かなければならないここでの生活で、アレルギーの改善が見られたり、忍耐力・責任感・自立心と言ったものが養われます。」と教育長さんが仰っておりました。

 先日、市内周辺地区で開かれた市議会某会派の市政報告会にお邪魔した時、市行革の中での学校適正化配置問題について、高齢の方が「母校がなくなるのは寂しい」と仰り、PTAの方は、「多人数で学ばせたい」と言われておりました。
 この神河町の山村留学の活動等を見まして、学校統廃合による地元の人々のメンタルな部分のケアについても、ヒントが多々あったと思います。
 「地域の人が受け入れると言う事がなによりも重要だ」と町長さんが仰っておりました。

CA44293
【夏休み短期留学生】

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