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活動報告ブログ - 2011年11月

2011年11月22日(火)

日本人が知らない中国の実相

皆さん、こんにちは。

 

 本日は、篠山市企業懇談会『平成23年度 秋季定期懇談会』にお招きいただきました。

 篠山市企業懇談会では春と秋の年2回、定期懇談会が行われ、毎回時局にあった講演が行われます。

 

 で、本日の講師は、拓殖大学客員教授の 石 平 先生。

 

 石先生は、四川省生まれ北京大学卒の元中国人。平成18年末に帰化され、現在はテレビ等で中国問題評論家として活躍中。

 

 中国watcherの私としては、一度話を聴きたかった先生です。

 と言う訳で、兎に角楽しみに参加させていただきました。

 

 演題は、『日本人が知らない中国の実相』。 もう、これだけで興味津津です。

 

 講演の本筋を大まかに言うと、「中国経済の実態と今後の予測について」となる訳ですが、中国政府や中国人独特の考え方や行動パターンを注釈しながら、そういう意味では、大変わかりやすく翻訳された講演でした。

 

 極々要約すれば、

【中国経済を牽引してきたのは、『輸出と投資』。企業が輸出で得た外貨は、すべて元に交換されて国内に流通し、外貨そのものは政府保有となる。

 従って、輸出が増えれば増えるほど、元を増発しなければならない。その結果、ここ30年程で、中国の経済規模は92倍になったが、お金の流通量は705倍にもなり流動過剰に。

 リーマンショックで輸出が大打撃を受けると、大型経済対策を打ち出し、投資促進で景気回復を図った。事故を起こした高速鉄道は、その最たるもの。

 そのため融資も積極展開し、一昨年の1年間の新規融資額は、9.6兆元。中国GDPの3割5分を占める程の額。

 一党独裁故の意思決定の早さもあって、経済は回復したように見えたが、実態を伴っていない。

 インフレ抑制のため昨年から、金融引き締め策を始めたが、これがバブル崩壊の引き金になった。

 この先、中国国内では、暴動が多発する】 と。

 

 で少し飛びますが、内政不安に陥ると、外交的危機をつくりだし不満の矛先をそちらに向けようとするのは、中国政府の常套句。この危険にさらされるのが、南シナ海と東シナ海。

 「気を付けないといけませんよ」と、言う話。

 

 最終的なところは、先般のわが会派専門調査会でのグローバリストの 草野 豊己 先生の話と共通しています。

 

 胡錦濤曰く「最優先課題は強さを取り戻すことで、強さを取り戻したら残したケリをつけなければならない」は、実行に移されるのか。


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