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農林水産常任委員会 | 小西隆紀(こにしたかのり)兵庫県議会議員 公式サイト
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活動報告ブログ - 2008年4月

2008年04月17日(木)

農林水産常任委員会

皆さん、今日は。
 昨日は、議会閉会中の継続調査事件についての常任委員会でした。内容は「豊かな森づくりと野生動物の保護管理について」で、防災対策や鳥獣害対策をも含めた、全体的な森林整備についての調査が行われました。
 県内森林の現状は、民有林面積(531,706ha)の41.7%を人工林が占め、その多くが間伐等の保育を必要とする45年生以下の生育途上の森林ですが、木材価格の低迷等により生産活動が停滞し、間伐未実施の森林が増えています。その結果、木と木が込み合い、雪害や風害等の自然災害に弱い状態となっております。
 また、天然林は、人との関りが薄れて放置され、急激な環境の変化を生じ、生物多様性の低下や災害の危険が増大し、さらにツル植物の繁茂、松枯れの増加等により景観も悪化し、荒廃が進みつつあります。
 以上の様に、森林の劣化が進み、水資源の確保、土砂災害の防止等の森林が持つ公益的機能が十分に発揮できない状況にあります。本県としては「ひょうご農林水産ビジョン2015」に基づき、公益的機能の高度発揮をめざして森林の再生と保全を図っています。
 主なものは、森林整備への公的関与を充実させ、間伐実施率100%を目指す『森林管理100%作戦』や『森林ボランティア育成1万人作戦』、県民緑税を活用した災害に強い森づくり計画、「兵庫県第10次鳥獣保護事業計画」の推進等々。
 獣害対策として、シカに関しては年間捕獲目標を18000頭に引き上げ、農林業被害の早急な軽減と被害地域の拡大抑制を図り、サル対策は篠山市において、サル追い払い犬の育成、サル用被害防止柵の実証、接近システム等々の活用。外来生物対策として7,200千円予算化されております。
 また、昨日は国の『鳥獣被害防止特措法』に基づく『篠山市有害鳥獣対策推進協議会』が設立し、3年後には農作物の鳥獣被害を半減させることを目標に活動を始められました。
 最近は、外来生物による被害も深刻化していまして、過日の新聞報道に「兵庫県はアライグマによる被害額が全国一」と言うような記事もありました。この件について、委員会でも質問がされておりましたが、「本県に比べ、他県のデーターが乏しい上、アライグマの被害を他の動物被害と認識されている場合もあり、精査するべき内容が多い」との見解でした。
 私の子どもの頃「あらいぐまラスカル」と言うアニメが放送されておりました。そのころ、岐阜県の可児市周辺で、野生化したアライグマが繁殖しているという報道があった事を記憶しています。あれから約30年、我が家周辺でもアライグマは頻繁に出没しております。

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