道路
皆さん今日は。
去る7月1日、国道372号線「日置バイパス」の開通式典に出席させて頂きました。地元住民の皆さんも大勢参加されて、セレモニーも行われました。開通するまでの旧道は、私が高校生の頃、鉄工所のアルバイトに自転車で通った道で、当時から大型ダンプが横を通過するたびに、民家の壁とダンプに挟まれそうになったのを覚えています。篠山にUターンしてからも、家業柄、この道を毎日のように通りました。この道の通行量が激変したのは、あの阪神淡路大震災の時からでした。地震当日か、二日目だったと思いますが、援助物資を運ぶ車や阪神地区を迂回する車の渋滞に巻き込まれ、裏道を通りながらでも、福住小学校から、日置小学校、八上小学校を回るのに3時間くらいかかったのを覚えております。道幅の狭い場所では、大型車両によると思われる、民家の軒先破損が数多くみられました。また、路面は、ガタガタになり、排気ガスなどもあり、近隣住民の皆さんは、大変苦労をされたことと思います。一つの道が開通するまでには、多くの人の様々な思いや労力が礎になっているのだと思います。
篠山市は、本年、死亡事故が大変多く、死者数は、すでに昨年を上まわっております。また、そのほとんどが、高齢者です。道が開通すれば、人の流れ車の流れ、ともに変わります。「日置バイパス」の開通にあたり、事故がないことを心より祈念いたします。
〔写真提供 丹波新聞社〕