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活動報告ブログ - 2012年4月

2012年04月26日(木)

奈良少年刑務所

皆さん、こんにちは。

 

 本日は、『奈良少年刑務所』の視察に行ってきました。

 今回の視察は、保護司もされている伊藤議員の紹介で実現。

 お陰でとても貴重な視察をさせていただきました。

 

 奈良少年刑務所は、ロマネスク調様式の正門をくぐると、赤レンガの重厚な建造物群が広がり、「ここが 刑務所?」とおもわず思ってしまうような造りです。

 

 しかし、そこは少年刑務所。 セキュリティーは、とても厳しく、万全の体制で、お出迎えいただきました。

 

 まず、講堂(?)で、成田 課長から、沿革・組織・特色、日々・年間の生活状況、また出所までの過程等々について、詳しく説明を受けました。

 

 この建物がこれほど立派な訳は、明治期の創建当時、「“治外法権撤廃”に向けた“明治政府の威信”を諸外国に知らしめることの表れ」とのこと。

 不平等条約解消にあたった当時政府の気概を推察できました。 

 

 また、当所の特色として、実習場等施設の充実、釈放前指導寮生による施設外奉仕活動、保護者会、高校通信制課程の受講、15種目の職業訓練等を挙げられ、受刑者の社会復帰へ向けた、現場の取組みを知ることができました。

  

 ここでの収容対象は、主に犯罪傾向の進んでいない少年受刑者及び26歳未満の受刑者ということで、収容定員726名に対し、現在600名程度が収容されているとのことです。

 

 性犯罪再犯防止指導においては、当所が国における同様施設の基幹施設となっており、特に少年の性犯罪再犯防止に力を入れられています。

 

 上記の様な説明を受けた後、施設内を見学させていただきました。

 

 房棟は、中央見張りを中心に放射状に5棟を広げたような造りで、少人数でも監視しやすいという構造になっています。

 創建当時の重厚な木製の扉が、今も房の扉として使われている等、建物自体は、国の文化財としても十分に価値のあるものでした。

 

 施設見学後は、以前も勉強会でお世話になった、奈良少年刑務所教育専門官・臨床心理士 竹下三隆 先生との意見交換が行われました。

 席上、私は特に気になった、「この文化財的価値を持つ建物で刑期を過ごす若年受刑者の更生過程において、建物の持つ価値観や歴史観等が何らかのかたちで利活用されているのか、また、受刑者に対し何らかの影響や効果があるのか」という点等々を尋ねてみたのですが、その様な観点は少なそうでした。

 

 ともあれ、今回もいろいろと少年犯罪についてうかがいましたが、やはり、更生へのカギは、以前にも書きましたが、

 『彼らが「社会も仲間・身内」と思えるような環境が整うかどうか』

 にかかっているようです。

 

 

 奈良から帰篠後、篠山市商工会青年部の総会に出席させていただきました。

 「今年も桜は大豊作」。

 青年部の皆さんによる、桜の防虫駆除始め、多方面での縁の下の力持ち的取組が、篠山の賑わいの原動力になっています。

 

 これからも大いに期待しています。

 

 ……………………… 

 「あれっ、写真の時間、30分以上進んでる(@_@;)」

 

 

 

 

 

 

 


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