- 2010年05月07日(金)
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- 「活動報告ブログ」
木造校舎
皆さん、こんにちは。
金曜日は、政調室登庁当番日。しかし、本日は昼まで。
昼からは、「老朽化著しい木造校舎の現状を一度見てほしい」との加西市選出小田議員の要請で、加西市立宇仁小学校の視察に行ってきました。
木造校舎は、危険性が指摘される一方、診断基準が確立されていなかったので、事実上手つかずでしたが、国交省所管の(財)『日本建築防災協会』の指針をうけ、本年度から、耐震診断が実施されます。
県内の診断計画対象施設15棟の内、篠山市が最多の7棟(篠小5棟。八上小2棟)を抱え、他は加西、西脇、豊岡、養父市にあります。
その加西市の対象施設が宇仁小学校の1棟です。宇仁小学校は昭和34年に建築され、築50年以上経過しており、平成15年には、新校舎建設用地の造成も行われておりますが、市の事情等で現在も新築には至っておりません。
篠山の小学校も相当傷んでおりますが、宇仁小学校は新校舎建設用地も既にあり、“いずれ新築される”ということからか、本当に手つかずの状態でした。
【教室が木枠の窓で、しかも一部腐りかけている】
【傾いた床の教室での授業と基礎(無筋)の亀裂等多々】
ここで学んでいる86名の児童の為、環境整備を迅速に進めていただきたいと強く思いました。
また、宇仁小学校区は地域活動が盛んで、『宇仁郷まちづくり協議会』の丸岡会長をはじめ、役員の方々からその取り組みについて詳しく話をしていただきました。
“地域をあげての子育て支援”ということで、町内会会計から『誕生祝い金(最高5万円)』や『宇仁小学校への入学祝金(同)』などの独自制度や、預かり保育や学童保育を地域のボランティアで行われるなど、小学校と地域の絆を感じることができました。
また、それ故に学校整備についての地域の願いがひしひしと伝わってきました。
【ボランティアで運営される“子育て支援センター”】