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活動報告ブログ - 2012年7月

2012年07月14日(土)

友県沖縄訪問 その3

皆さん、こんにちは。

 

 友県沖縄訪問 その3です。

 

 沖縄滞在中、雨は初日だけ。

 後は概ね晴天で、その暑さも勉強させていただきました。

 

 さて2日目は、泊城(とまりぐすく)の米軍上陸海岸からスタート。

 昭和20年4月1日、米軍は沖縄本島西海岸、この海岸沿いから上陸してきました。

 その数、艦船1,400~1,500隻、兵員約18万3,000人、補給部隊を含めると、約54万8,000人の大軍。

 

 今はきれいな海岸ですが、約70年前、沖縄の悲惨な地上戦はここから始まりました。

 

 「米軍は、上陸以来、ずっと沖縄に駐留しているんだ」と、今更ながらに思いながら、次の視察地、米空軍嘉手納基地へ。

 

 嘉手納飛行場は、総面積20k㎡、3,700mの滑走路を2本有し、200機近くの軍用機が常駐する極東最大の米空軍基地です。

 この規模は、滑走路では成田や関空と比べても遜色なく、面積においては日本最大の空港・羽田の約2倍というものです。

 

 ここでは、嘉手納空軍基地第18航空団 広報局長の クリストファー・アンダーソン 米空軍少佐 等から基地の概要・意義等について説明をいただき、質疑終了後、施設見学へと続きました。

 

 

 【写真撮影が許されたのは、この会議室のみ】

 近年の中国政府の動きや発言等を鑑みますと、沖縄駐留米軍の存在意義は大変大きく、仮にこの機能・役割をわが国独自で維持しようとすると、相当のハードルがあり、短期間での達成は到底無理。

 

 本日の報道でも、

【中国国防大学戦略研究所所長の金一南少将が「沖縄は中国の属国だった」との“暴論”を展開。

 金氏は「釣魚島問題に関しては、必ず行動を取ることが必要だ。さらに大きな見地からみれば、今後(議論を)始めなければならないのは沖縄の帰属問題だ」と訴えた。

 金氏は、日本が1879年以降、「琉球」を強制的に占領し、住民に琉球王室や当時使われていた清国の年号や銅銭を忘れさせるために「沖縄」と改名したと主張。日本の占領を認めるに足る国際条約はないなどと持論を展開した。

 さらに「沖縄は当時、独立国家として中国の属国で、中国との関係が非常に近かった」と世論を扇動。中国のインターネット上には「琉球群島は中国の属地だ。日本は出ていけ!」「人民解放軍よ、早く琉球を解放して」などの過激な意見が寄せられている。(産経新聞)】

 

 と、あります。

 

 私が最も気になるのは、インターネット上の 「人民解放軍よ、早く琉球を解放して」との部分。

 沖縄のホテルにも多くの中国人観光客が来ていました。

 彼らの目に「沖縄の人々は、圧政下におかれている」等々と映るようであれば、彼らは彼らなりの善意から、「人民解放軍よ、早く琉球人民を早く解放して」と真剣に訴えるようになると思います。

 

 人民解放軍は、中華人民共和国の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊であり、圧政に苦しむ世界人民を中国共産党の思想のもとに解放することが究極の目的なのです。

 彼らに口実を与えることが最も危険なことで、我々は毅然とした態度を示し続けなければなりません。

 

 

 2日目昼からは、『白梅の塔』 『国立沖縄戦没者墓苑』  『島守の塔』 『のじぎくの塔』にて献花を行い、平和資料館を見学した後、「友県沖縄訪問 その1」で紹介しました県庁壕等へ。

 

【左:白梅の塔 右:国立沖縄戦没者墓苑】 

 『 白梅の塔』は、従軍看護婦として犠牲になった、沖縄県立第二高等女子学校の学生等の慰霊碑。

 『のじぎくの塔』は、兵庫県出身者3,073柱の御霊を慰霊するため、兵庫県民からの浄財により昭和39年に建立された慰霊碑。

 

 最終日3日目は・・・

 

 世界遺産に登録された首里城周辺の視察から。

  

 

 首里城周辺の視察後は、国土交通省那覇航空事務所。

 

 那覇空港は、国内空港第5位の利用者数を誇り、沖縄地域のハブ空港であるとともに国内幹線空港の一つです。

 

 藤沢 那覇空港長 直々に説明をしていただきました。

 

 滑走路は3,000m×45mが1本。1日300回以上の離着陸があり、今後の需要予測では、10年以内に旅客増加に対応できなくなると予想され、近い将来、滑走路の増設が決まっております。

 また、ここ数年、国際貨物の取扱量が増え、東アジアの物流拠点になりつつあります。 

 

 

 ひと足早い夏を感じた今回の調査では、沖縄県の歴史等々を改めて深く知ることができ、また、本県との友好関係についても更に深めることができたと感じる次第です。

 

  『完』

 

 

 

 


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