空き家対策
皆さん、こんにちは。
朝の執行部会議から始まり、常任委員会、議員団議会改革特別委員会、再び常任委員会、選挙対策関係、兵庫県議会基本条例関係当局説明、藤原議長就任祝賀会と、本日もそこそこタイトなスケジュール。
本日の常任委員会では「住宅政策」等について調査を行いました。
その中で、空き家対策についても当局から説明をうけました。
空き家については、郡部、都市部ともに、今後更に大きな課題となりつつあります。
資料によりますと、県内における空き家は約33.6万戸、空き家率13.3%(平成20年)。これは今後も増加すると見込まれ、特に但馬・丹波・淡路地域での増加が著しいとされています。
「空き家の増加は、地域のコミュニティーの希薄化や活力低下の要因となるほか、長期間放置された空き家によって、雑草やゴミ等の衛生上・景観上の問題、そして火災や倒壊等の安全上の問題が生じつつある」と、問題点をあげ、その対策を学識経験者等による『住宅審議会』や、県と市町で構成する『兵庫県地域住宅政策協議会』で本年度より2年間にわたり検討するとのことです。
また、市町によっては、『空き家対策に関する条例』の制定や、『空き家対策に関する補助事業』を実施しているところもあります。
市内でも空き家は増えています。それも良質の古民家の空き家が散見されます。
最近では、これらをうまく改築・改装し魅力を高め、あらたな住居や店舗として活用する例が増えています。
それらに対する、取り組みも篠山市では、先進的に行われているように思います。
10年ほど前になりますが、私も商工会で空き店舗対策の委員長を務めていた時期があります。
当時の施策としては、国・県・市の支援を受けた改装費補助や家賃補助等があったと記憶しています。
その頃、ある一家が古民家の空き店舗に、10年賃貸の契約で入居されました。
篠山へ来られる観光客等を顧客に見据え、(単なる土産物屋ではなく)その業界では思い切った店舗展開を考えての進出でもありました。
読みは当たり、10年間の契約終了後、商店街の他の空き店舗物件を購入され、今もしっかりと商いを続けておられます。
篠山へは年間300万人ともいわれる観光客が来られます。
彼らが欲する“篠山らしさ”を、商品として、また、サービスとして提供すれば、それは即ち、300万人の市場が向こうから来てくれるということになります。
ここに目をつけた動きは加速しつつあり、市場を共有する人々が増え、空き店舗や古民家をさらに活かすという方向につながれば、まちづくりのベクトルはおのずと同方向を指し、店舗の意匠やサービスの質も高まっていくものと考えます。
そうなれば、施策もより選択集中でき、さらにそれが、地域の礎を確固たるものとし、全体の底上げにつながると考えます。
彼の一家が来られたおかげで、その自治会では子供会が活気を取り戻し、自治会役員会にも新風を起こしてくれました。
福住地区の旧街道沿いが、伝統的建造物群保存地区(伝建地区)に指定されました。市内では、篠山城下町地区に続いて2地区目の伝建地区の誕生。
同市内に2地区も伝建地区があるのは全国的にかなり珍しいことです。
これらも含め、篠山市の空き家、空き店舗は大きな資源であるともいえます。
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