衆院選公示と本会議開会と憲法改正と国防軍と。
皆さん、こんにちは。
本日、衆議院議員選挙が公示されました。
また、本日は、第315回 兵庫県議会が開会いたしました。
開会にあたっての知事提案説明冒頭で、この度の衆院選挙について、次のように述べられました。
「本日から、衆議院総選挙がスタートします。今後の日本の将来を決める重大な国民の選択です。今現在の課題であるデフレ脱却、景気対策、円高対策をはじめ、今後の日本を決める社会保障のあり方、子育て対策、エネルギー・環境対策、世界との関係などが問われます。地方分権の推進が主要な論点になるべきですが、いささか本格的方向となっていないのが残念です。16日の投票日までの選挙過程に注目したいものです。」
と。 私たち地方議員もこの『地方分権推進』には注目しております。
衆院選挙における自民党公約に「憲法改正により自衛隊を国防軍として位置づけます」というのがあります。
右傾化の象徴のように一部メディアは取り上げていますが、さてどうでしょう。
ここに、ある新聞記者の「下関は中国、韓国との深い経済がありますが、国防軍にして大丈夫ですか?」という質問に対して、安倍総裁自身のFBでのコメントを紹介します。
(前文略)
「国防軍にする為にはまず憲法を改正しなければならない」ということ。
「その改正案は今年の4月28日に谷垣さんが発表した」ということ。
「9条1項の平和主義は残し2項を変え、シビリアンコントロールを明確化する事や、日本政府は従来から『自衛隊は外国からは、ジュネーブ条約上軍隊とみなされている』と、ずっと答弁している」ということ。
また、「そう見なされなければ、自衛隊員は捕虜として取り扱われる権利を持たず、ただの『人殺し』になってしまう」ということ。
「だから国内に向かっては軍隊ではない、海外には軍隊ですと言わなければならない、奇妙なことになっている」という事。
「それは、やはり恥ずべき事であり、自衛隊の諸君の立場も曖昧になっている中で命を懸けなければならない」ということ等、説明をいたしましたが、何も知らずに質問している事が、彼の質問を聞いていてわかり愕然としました。
これは記者だけの問題では無いかも知れませんが、安全保障の議論が未だに情緒的未熟さの中にある事は残念です。
以上。
次に、憲法改正について。
本日の午後は議員団専門調査会が開かれました。
テーマは『現行憲法の諸問題~成立過程から改正論議まで~』。講師は 西 修 駒沢大学名誉教授。
西先生は、防衛法学会名誉理事長、比較憲法学会副理事長、国際基本問題研究所理事などの要職も務められ、世界各国の憲法比較において第一人者の観点から、また、「マッカーサー草案」作成にかかわった人々への数少ない直接取材者としての観点から、かなり貴重でわかりやすい講義を聴かせていただきました。
内容を掻い摘んで紹介しますと、
・『マッカーサーノート』にあった「国の主権的権利としての戦争は、廃止する。日本は、紛争解決のための手段としての戦争、および自己の安全を保持するための手段としてさえも、戦争を放棄する。(以下略)」の部分、つまり『自衛戦争の放棄』については、GHQ民政局次長ケーディス大佐が「自己の安全を保持するための手段としてさえも、戦争を放棄する」の部分を「非現実的」とし削除。この時点で「自衛戦争の権利」は、潜在することに。このため日本国憲法66条2項「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない」が導入された。
・時代に応じて憲法は改正されるのが世界の常識
・“新憲法”ともいわれる我が国の憲法は、世界の盛典化憲法保有188カ国中、古いほうから14番目。それも無改正は我が国のみ。
・世界唯一の平和憲法と言われるが、平和主義条項がある憲法を持つ国は188カ国中158カ国、実に84.0%にもぼる。
などなど。
この選挙戦は、国民一人ひとりが「我が国を見つめなおす」良い機会となるのではないかと期待しています。
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