- 2010年03月16日(火)
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- 「活動報告ブログ」
篠山養護学校高等部卒業式
皆さん、こんにちは。
本日は、篠山市立篠山養護学校高等部卒業式にお招きいただきました。
篠山養護学校は、昭和49年4月、当時私も通っておりました篠山小学校内に併設され、当時としては画期的な篠山町立の『篠山養護学校』として開校しました。
昭和50年4月に中学部設置、昭和52年4月に幼稚部設置。そして、創立20周年を迎える平成6年4月、現在地に独立校舎が竣工し、それに伴い高等部が設置されました。
開式前に、細見校長先生が「高等部が出来、高等部卒業第1号となった生徒が、今も元気に市内のガソリンスタンドで一生懸命働いています。」と、紹介されました。“卒業生がしっかりと社会で歩んでいる”このことは、保護者、学校のみならず、地域や行政等々、多くの関係者にとって大変な励みであり、うれしい事です。
式中の学校長式辞には、谷川俊太郎の『生きる』という詩が織り込んでありました。
【生きているということ いま生きているということ
それはのどがかわくということ 木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
~(略)~
生きているということ いま生きているということ
鳥ははばたくということ 海はとどろくということ
かたつむりははうということ 人は愛するということ
あなたの手のぬくみ いのちということ】
本日の卒業生は6名。それぞれに、地元企業や小規模作業所等に進まれます。
それぞれの場所で、『精一杯生きる』と言うことを、人々に伝えていただきたいと思います。そして、より多くの人がそのメッセージを感じとれる“社会”であることを望みます。