放射性物質拡散シミュレーション
皆さん、こんにちは。
本日、兵庫県の原子力災害対策の見直しに活用するため、代表地点として神戸・豊岡・篠山・丹波の4地点を選び、福井県内の4原子力発電所(高浜・大飯・美浜・敦賀)のいずれかで福島第一原発並みの事故が発生した場合に影響が最大になる期間の被ばく線量(甲状腺等価線量及び実効線量)を推計した、「放射性物質拡散シミュレーション」の結果が公表されました。
シミュレーションでは、福井県の4原発のいずれかから放射性物質の放出が6時間続いたと想定、代表地点の神戸、豊岡、篠山、丹波の4地点で、1年のうち汚染がもっともひどくなる気象条件をもとに算出されています。
で、その結果は・・・
甲状腺等価線量(甲状腺の被ばく線量:1歳児)
神戸、豊岡、篠山、丹波ともに、IAEAが示す安定ヨウ素剤の予防服用の判断基準50mSvを越える結果となった。
実効線量(全身の被ばく線量:成人)
何れの発電所のケースも、IAEAが示す屋内退避、避難、除染の判断基準100mSvを超える結果は見られなかった。
しかし、いただいた資料によると、甲状腺被曝線量の7日間の積算値が4地点で最も大きくなるのは、高浜原発が事故を起こした時の篠山市で、その積算線量は167mSvに達しています。
これら結果を受け、今後の対応としては・・・
①国への働きかけ
原子力規制委員会が今後検討予定のUPZ(緊急時防護措置を準備する区域・原発から概ね30㎞)の範囲外の対策について、本シミュレーション結果を反映し、時期を定めて早急に原子力災害対策指針を改定するよう関西広域連合を通じて働きかける。
②防災計画の見直し
国の対応状況等を確認しつつ、関西広域連合「関西防災・減災プラン原子力災害対策編」を改定するとともに、本県として取るべき対策を検討し、地域防災計画(原子力等防災計画)を見直す。
③安定ヨウ素剤の配備の検討
地域防災計画の見直しと並行して、安定ヨウ素剤の配備の検討を行う。
この様な結果が公表されると、篠山市はあらためて福井の原発銀座の影響をもろにかぶる地域だと認識できます。
詳細については、明日、兵庫県のHPにUPされると思います。
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