活動報告ブログ - 2013年8月

2013年08月29日（木）

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『第21回 兵庫県茶業振興大会』

皆さん、こんにちは。

　本日は、神河町で開催されました 『第21回 兵庫県茶業振興大会』に出席させていただきました。
　この大会は、兵庫県産茶の生産技術の向上と経営の安定化を図るため、毎年開催されています。
　
　本県の茶栽培の歴史は古く、今から1,200前、嵯峨天皇の時代には、丹波・播磨といった地域でお茶が栽培されており、毎年献上するよう命じられていたと『日本後紀』に記述が残っているほど、長い歴史を有しています。

　そんな長い歴史を持つ本県茶栽培ですが、近年、生産者の高齢化後継者不足等により、茶農家は減少傾向にあり、栽培面積、生産量ともに減少傾向にあります。
　その対策として、県内の主要産地(篠山・三田・神河・朝来・加東・佐用)では、茶園の改植や茶園管理の機械化等の省力化に加えて、製茶施設の整備による荒茶加工の高品質化や地域ブランド茶の販売促進等、各産地の体制整備が進められています。

　篠山市でも、味間奥地区にある『JA丹波ささやま茶工場』が、昨年12月に、「強い農業づくり交付金」を活用した機械整備等を行われ、あらたに仕上茶(製品)までの加工が可能となりました。

　
　今年の品評会は、農林水産大臣賞・近畿農政局長賞・兵庫県知事賞 等、トップ5を篠山勢が独占 。さらに、7位・9位・10位も篠山勢という、丹波篠山茶の大躍進でした。

　
　審査講評で、「篠山は昨年新しく製茶場が完成したことも品質向上に寄与していると思われる」とありましたが、やはり、本年の気象条件が、茶生産にとっては極めて厳しい状況であったにもかかわらず、高品質のお茶が生産されたのは、生産者の生産意欲と製茶加工技術の高さの証明です。

　受賞された皆様、本当におめでとうございました。
　
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